見出し画像

ショートカットアプリの使いづらさに感じる疑問

iPhoneやiPadに標準搭載されているショートカットアプリ。このアプリは、ユーザーが日常の作業を効率化するために設計されている。しかし、その使いづらさには日々頭を悩ませている。アップルらしい直感的でシンプルな操作性を期待していたが、どうもそうではないようだ。
ショートカットアプリは一見便利そうに見える。タップ一つで複数の操作を自動化できたり、デバイス間で作業をスムーズにつなげたりできるはずだ。しかし、実際に使おうとすると、思った以上にハードルが高い。特に、初心者が「簡単に始める」という点では全く親切とは言えない仕様である。

まず、作業を自動化するための設定手順が複雑すぎる。アクションを一つ一つ選んで組み合わせるというプロセスは、プログラミングの知識が少し求められるように感じられる。例えば、「メッセージを送る」というシンプルなタスクを設定するだけでも、複数のオプションを選択しなければならない。この手間を考えると、ショートカットを使うよりも手動で操作する方が早い場合さえある。

次に、UI(ユーザーインターフェイス)に関する問題がある。ショートカットの編集画面では、アクションやオプションが小さなアイコンやテキストで表示されるため、操作が視覚的に分かりにくい。さらに、失敗するとエラーの詳細が分かりづらく、どこを修正すればよいのか迷うことが多い。アップル製品といえば「使いやすさ」が売りであるはずだが、このアプリに関してはその哲学が反映されていないように思える。

それでは、なぜこのような状況なのかを考えてみた。一つの仮説として、ショートカットアプリは「高度な自動化」を目指した結果、簡単操作を犠牲にしているのではないか。ユーザーが細かい設定を自由にできるようにした分だけ、直感的な操作性が損なわれてしまったのだろう。

アップルが本気でショートカットアプリを改善するつもりならば、初心者向けにプリセットのテンプレートをもっと充実させるべきだ。例えば、「朝のルーティンをセットアップする」といった一般的なシナリオを、数回のタップで簡単に設定できるようにすることが考えられる。

現状のショートカットアプリは、少し上級者向けのツールになっている。もちろん、その可能性を活かせれば非常に強力なツールではある。しかし、もっと幅広いユーザーが気軽に使えるようにするためには、さらなる改善が求められるだろう。

今日もまた、ショートカットアプリで新しい自動化を試みたが、設定に手間取り、結局手動で対応することになった。「使いやすさ」というアップルの哲学はどこへ行ったのだろうか。この悩みが解消される日は、果たして来るのだろうか。

#ショートカットアプリ #使いづらい #Apple製品の疑問 #自動化の壁 #初心者に優しく

いいなと思ったら応援しよう!