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iPadでの動画編集、立ち操作の快感

Macを使って動画編集をしていた頃は、それが最適解だと信じて疑わなかった。MacBook Airの広いトラックパッドとショートカットキーを駆使して、Final Cut Proのタイムラインを行き来しながら編集するのが当たり前だった。しかし、iPad Proに手を伸ばし、Apple Pencilを握るようになってから、その固定観念が揺らぎ始めた。

最初は、iPadでの動画編集に対して懐疑的だった。タッチ操作に頼る編集は、直感的ではあるが精密さに欠けるのではないかと考えていた。しかし、試しにLumaFusionを開き、指先でクリップを並べ替え、Apple Pencilで細かなカットを加えるうちに、まるで紙の上に映像を描いているような感覚が芽生えた。

立ったまま作業をするスタイルにも慣れてきた。机の上にiPadを置き、ちょっとしたスケッチをするような感覚で編集が進む。MacBook Airでは座ってじっくりと作業をしていたが、iPadでは立ちながら、時には片手で持ち上げて画面を確認しながら、より自由なスタイルで編集できる。これが思いのほか快適なのだ。

特に魅力を感じるのは、タッチジェスチャーの直感性である。Macのトラックパッドも優れているが、指で直接タイムラインをなぞったり、ピンチ操作で拡大縮小したりすることで、よりダイレクトに編集に没入できる。この没入感が、編集作業そのものを「楽しむ」ものへと変えてくれた。

もちろん、MacにはMacの良さがある。特に細かい色調整や高度なエフェクト処理は、やはりMacのほうが得意だ。しかし、ちょっとしたVlogやショート動画の編集なら、iPadのほうが圧倒的に気軽だ。リビングで、カフェで、さらには外での撮影直後に編集することもできる。

気がつけば、動画編集のワークフローが大きく変わっていた。重たいMacBookを開かずとも、iPadだけでかなりの作業がこなせる。最初は「使いやすいかどうか」で考えていたが、今では「楽しいかどうか」が重要になっている。そして、今の自分にとっては、iPadでの動画編集がまさに「楽しむ」手段になっているのだ。

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