クラウド時代の社員PC:高機能よりも利便性とセキュリティを
かつて、社員用パソコンといえば、高性能なCPUや大容量のストレージが必須だった。しかし、今やワークスタイルは大きく変化し、クラウドサービスが業務の中心となっている。
そこで、私は断言したい。社員用パソコンを選ぶ際は、高機能よりも、クラウドサービスとの連携性や利便性、そしてセキュリティを重視すべきだと。
仮に、ローカル環境で作業するとしても、ExcelやWordなどのオフィスソフトがメインであれば、なおさらだ。高性能なCPUや大容量ストレージは必要なく、むしろ、持ち運びが容易でバッテリー駆動時間が長い軽量な端末の方が、業務効率を高めてくれるだろう。
具体的には、以下のような点に注目したい。
クラウドサービスとの連携性: 主要なクラウドサービスとのシームレスなデータ連携が必須。認証基盤との連携も重要だ。
利便性: タッチ操作や音声操作など、直感的な操作性を持つ端末が望ましい。
セキュリティ: 最新のセキュリティ対策が施された端末を選び、情報漏洩のリスクを低減する。
もちろん、業種や職種によっては、高性能なパソコンが必要な場合もあるだろう。しかし、多くの場合において、クラウドサービスを前提とした設計の端末の方が、柔軟性と利便性を高めてくれるはずだ。
時代に合わせて、社員用PCの選び方も変えていこう。