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Googleが提供するアプリは、いつ無くなるかわからないから不安で使えない
日記風文章
こう考えるようになったのは、過去に何度も同じ経験を繰り返してきたからである。Googleが放つ新しいサービスやアプリは、いずれも斬新で魅力的なものが多い。しかし、その光は時としてあまりに儚い。ある日突然、気づけばサービス終了の告知がされ、あっという間に「お疲れさまでした」と幕を下ろす。
例えば「Googleリーダー」の例が記憶に新しい。2013年、RSSリーダーとして多くのユーザーに愛されたあのサービスは、突然の終了宣言によってその命を絶たれた。当時、毎朝目覚めるたびにRSSフィードをチェックするのが日課だった私にとって、それはあまりに衝撃的だった。代替サービスを探し回り、しばらくは途方に暮れてしまったものだ。
同じように「Google Wave」「Google Plus」「Inbox」など、多くのプロジェクトが「試み」として生まれ、そして静かに消えていった。数年使って愛着が湧いたアプリやサービスが、いつの間にかGoogleの「実験室」から姿を消す――。その繰り返しが、ユーザーに無言のトラウマを植え付ける。
「大企業だから大丈夫」と信じ込んでしまうことほど危険なものはない。確かに、Googleという巨大な会社が提供するサービスは、その技術力やアイディアに支えられ、多くの人々の生活を便利にしてきた。しかし、その影で「これは利益にならない」「需要が少ない」と判断されれば、たちまちサービスは終了する運命にある。
それゆえに、私は「Googleが提供するアプリ」に対して、一定の距離を置くようにしている。とりわけ仕事や日常に欠かせないものほど、信頼性の高い代替手段を選ぶよう心がける。「Google Keep」や「Google Photos」などは便利だが、いつか突然の「サービス終了」宣言に直面したとき、これらに全依存していると自分のデータすら救い出せないかもしれない。
最近では「Googleアシスタント」や「AI関連サービス」にも力を入れているが、どれほど未来的で便利に感じても、その裏側にある「試験運用」「突然終了」のリスクを忘れてはならない。便利なものほど、それが無くなったときの喪失感も大きい。
信頼できるものとは、安定して続くものである。「不安定な便利さ」より「少し不便でも確かなもの」を選びたい。それが長期的に見て、一番安心できる道だと信じている。
#Google #サービス終了 #信頼性 #アプリ利用 #デジタル生活