見出し画像

気がつけば、モバイルバッテリーの山

気がつけば、目の前にはモバイルバッテリーの山ができていた。なぜこれほどまでに集まってしまったのか、自分でも説明がつかない。日常の中で少しずつ蓄積された「必要だから」という判断が、いつの間にか混沌とした結果を招いていた。

そもそも、モバイルバッテリーを最初に購入した理由は単純である。スマートフォンのバッテリーがすぐ切れてしまうからだ。しかし、イベントや旅行、緊急時を想定して「もう少し容量の大きいものを」と選び、次に「軽量で持ち運びやすいものを」と買い足す。さらに、新しいデザインや機能性に魅了されるたびに、また1つ手元に増える。結果として、机の隅には用途を見失ったバッテリーたちが積み上がっていく。

これらのバッテリーを見つめていると、無駄遣いの象徴のようにも思えるが、一方で、自分の「備える」精神の表れとも言えよう。特に停電や災害時に役立つ可能性を考えると、捨てるに捨てられない。だが、実際のところ、日常でこれほど多くのバッテリーを活用する機会はないのも事実である。

最近では、使用頻度の少ないバッテリーを友人に譲ったり、リサイクルに回すことを考え始めている。やはり、モノは必要なときに適切な数だけ持つのが理想である。積み上げられたモバイルバッテリーの山は、そのことを教えてくれる。

今後は、「必要だから」という感覚だけで購入するのではなく、本当に必要かどうかを再確認することを心掛けたい。この山を眺めるたびに、自分の消費行動を見直す良い機会として捉えたいと思う。

#モバイルバッテリー #買いすぎ注意 #断捨離 #消費行動の見直し #備えあれば憂いなし

いいなと思ったら応援しよう!