【イベントレポート】海外StartupのCPOとラクスルCPOが解き明かす実行力の高いプロダクト組織とは
日本CPO協会では、Product Leadersの育成を目的とした「Product Leaders Training」を2024年1月に開講します。TrainingはPM ManagerやCPO、これからProduct Leaderを目指す人向けに、プロダクトビジョン・戦略・戦術・組織作りなどを講義とCase Studyを2Daysで開催します。
今回は、トレーニングに先駆けて「組織」にフォーカスしたプレイベント「海外StartupのCPOとラクスルCPOが解き明かす実行力の高いプロダクト組織とは」をオフラインで開催しました。当日の様子を少しだけ紹介します。
イベント概要
日時::2023年12月11日 19時〜
会場:株式会社メルカリ
主催:日本CPO協会
イベント内容:「海外StartupのCPOとラクスルCPOが解き明かす実行力の高いプロダクト組織とは」
登壇者
花井梓(Azusa Hanai)
Homage Chief Product and Operating Officer
日本CPO協会理事
水島 壮太(Sota Mizushima)
ラクスル株式会社 上級執行役員CPO
デジタル庁 CPO
日本CPO協会理事
ファシリテーター
松栄 友希(Yuki Matsubae)
株式会社SmartHR プロダクトマネージャー
日本CPO協会理事
セッションのハイライト
事前に参加者からいただいた質問の中から、特に「実行スピードが上がらない」というテーマにフォーカスしてお話いただきました。
「目標・実行の明確化」「リーダーの動き・役割」「実行力向上のためのポイント」を各テーマに沿ってお話しいただきました。
Q&A
やる事が100%明確になっているか?優先順位は明確か
やる事を皆が明確になる上でのリーダーの動きとは?もっとこうした方が良いことは
PMに仕事を渡し自走するためには
誰が意思決定者なのか
PMが兼務するケースがあるはあり・なし?
エースPMに仕事が集中するケースをどうコントロールするか
意思決定の仕組みを作れているか
仕組み化する上で何を共通化・個別化するか
目標設定・評価
高い目標設定を設計する上で工夫していること
ローンチ前の目標設定
実行力が高いカルチャーとは
失敗した事を話す機会は
サマリー
「実行力」が高い組織となるためにProduct Leaderとしてのスタンス・役割、仕組みについて、成功だけではなく失敗例も含めて具体的な事例を交えながらお話しいただきました。
目標設定の方向性
100%目指す方向性が一致しているか。日々のmtgなどで全体方向性が合っているかが、全体の課題の半分と言っても過言ではない
事業部課題とプロダクト目標の整合性が高い必要がある
リーダーの動きと役割
全体的にクリア状態を作る。全体方針、作業レベル、緊急度と重要度の明確化
1つ1つの会議設計などから明確な状態を作る
メンバーへの適切な指示と伴走、プロジェクトの複雑性への対応
タスク・ミッションの複雑性を考えながら、メンバーに任せる所を見極める
実行力向上のためのポイント
ゴール設定からの逆算して設計
プロダクト・チームのレベル・フェーズに応じた組織運営
エースPMへの過度な依存回避とチーム全体の成長促進するための仕組み
実行スピードが速い事が当たり前のカルチャー作り
総括
驚くほどチームの実行力はリーダーとマネージャの裁量にかかっている
スタンスを取り、リスクを取って、いかに攻められるか
一般的なマネジメントは書籍化されているがProduct Leaderとしての解決策はまだ形式知化されていない。Product Leaderに壁打ちしながらヒントを得る機会が必要
参加者の声
参加いただいた方からイベントに対してアンケート回答いただきました。全体の満足度は10点中8.6点とご好評を頂きました。参加者から頂いた声を一部紹介します。
参加者属性
イベント満足度
8.6点 / 10点
特に印象に残ったところを教えてください
「実行力およびスピードはリーダー・マネージャーにかかっている」は自戒をこめて、印象に残りました。
人事評価について、事業が変化を繰り返す中で実行力を維持するために具体的すぎない余白設計をどうするかというのは学びとなりました。
水島さんのお話は全体的にラクスルの具体と紐づけてお話頂けて、How含めかなりイメージがわき大変勉強になりました。
自分が思っていたよりも"仕組み化"や"具体化"の話が出ていました。
水島さんに懇親会で具体的な組織相談ができたこと! すごく参考になったと同時に「私に起きてることは特別なことではない」と安心できた。
花井さんの具体的なエピソード(会議で簡単に来週に持ち越さないようにする方法、お尻からスケジュール引く話、ジュニアPMには具体を伴走して育成する話)に非常に共感を覚えました。一般化された概念論以上のお話が聞けたことがとても有意義な時間でした。
まとめ
今回のイベントでは、実行力を高い組織となるために、リーダーとして裁量・選択により組織が大きく変容する事を認識し、具体的な戦略と手法について深く掘り下げました。
「Product Leaders Training」では、組織以外にもプロダクトビジョン・戦略・戦術なども取り扱い、広範囲かつ高濃度な内容となっています。「Product Leaders Training」本番もぜひご期待ください。
Product Leaders Training
CPO協会では、日本国内でプロダクト開発に関わるCPOやVPoP、プロダクトマネージャーなどProduct Leadersを対象にした「Product Leaders Training」を開催します。
下記より参加のお申し込みを受け付けております。
◼️申込方法 Product Leaders Training
「Product Leaders Training」紹介ページ下部の専用フォームからお申し込みください。
URL:
https://unexpected-riddle-62e.notion.site/Product-Leaders-Training-9b1925fe316240f28a8a0b76400c2afb
(申込期間:2023年11月7日〜2023年12月27日)
※応募多数の場合は、申込期間終了前に締め切る場合がございます。
お申し込みお待ちしております!