【イベントレポート】第1回Product Leaders Training (2024年1月・2月)
こんにちは!日本CPO協会Training担当のフジオカです。
一般社団法人日本CPO協会では、Product Leadersの育成を目的とした「Product Leaders Training」を開講しました。TrainingはPM ManagerやCPO、これからProduct Leaderを目指す人向けに、プロダクトビジョン・戦略・戦術・組織作りなどの講義と、Case Studyを2Daysで実施しました。
一般社団法人日本CPO協会について
概要
「We believe products should lead Japan.」
主な活動は、日本国内でプロダクト開発に関わるCPOやVPoP、プロダクトマネージャーなどを対象に、シリコンバレーをはじめとする海外事例や国内外各企業の取り組みや知見を共有すること。活動を通じて、プロダクト開発を担う人材の育成とプロダクトの底上げを目指す組織です。
理事
Training 概要
主催
トレーニングの特徴
PM ManagerやCPOを目指す人のためのトレーニング講座です。
講義とワークの組み合わせで実践的な学びを得ることができる内容で、日本CPO理事陣が講師を務め、参加者に対して直接的なティーチングとフィードバックを提供します。
トレーニング背景
昨今、プロダクトマネージャーになりたい人向けの資料や講座は増えてきましたが、シニア層を育成するプログラムはまだ少ないと考えています。
日本CPO協会としては、より直接的な育成にも取り組んでいくべく、本講座を立ち上げました。
参加者属性
今回のtrainingには33名の方々にご参加いただきました。
参加者の職種はアソシエイトPMからCPO、PM以外の方まで、所属企業もスタートアップからメガベンチャー、大手・エンプラまで多種多様でした。
ハイライト
Day1
日時:2024年1月16日 13時〜18時
会場:株式会社SmartHR
内容:
イントロ
アイスブレイク
講義・質疑・ワーク
session1:PM Managerに求められるもの
講師:ケン ワカマツ、黒澤 隆由
session2:ビジョンに至る戦略を作る
講師:水島 壮太
session3:戦略に魂を吹き込む
講師:西岡 悠平
session4:実行力と仕組み
講師:宮田 善孝、松栄 友希、花井 梓
session5:採用と育成
講師:宮田 善孝、松栄 友希、花井 梓
Day1からDay2まで
3〜4名ずつの9チームに分かれて、各チーム毎でCase Studyに取り組みました。各チームにはCPO協会の理事がメンターとして付き、途中でフィードバックを設けていました。
チームでまとめた内容を元にDay2本番でいよいよプレゼンです。
Day2
日時::2024年2月16日 13時〜20時
会場:アットビジネスセンターサテライト渋谷宇田川
内容:
参加者の声
trainig終了後、今後のtraining改善のために参加者の皆様にアンケートにご協力いただきました。ご回答いただいた内容を一部紹介します。
Training全体について
トレーニング全体の満足度
平均:8.34 / 10点満点
参加した動機や背景にマッチするものでしたか
平均:8.54 / 10点満点
NPS:40.62
プロモーター(9〜10):16
パッシブ(7〜8):13
ディストラクター(1〜6):3
参加費に見合った体験が得られました。
十分感じられた:78%
Training全体を通しての感想を教えてください
様々な企業のPdMやプロダクトに関わる皆さんと会話し同じ課題に取り組むことによって、自分に無かった視点にも気づくこともでき、とても学びが多かったです。
Day1~2間では課題に取り組む過程で、他社のPdMとの意見のすり合わせやディスカッションがいい刺激になった。特に同じ会社・課題に対して、異なる観点で意見が出てくるのは面白く、自社のみだとどうしてもその会社での優秀なPdMやCEOの意見に引っ張られてしまうのでこのWorkshopならではの体験だった。
2日間を通してかなり多くの経験値を詰め込まれたような感覚になっています。(いい意味で10年分老けた気分)。自分が実際に関われるプロダクト数が限られることを思うと大変貴重な経験だったと思います。
講義+実務のバランスが非常に良かったです!もっとやりたいですね!
Training全体を通して特に良かった点を教えてください
Day2の講師陣からの講評は、実戦的で、刺激的で面白い内容だった。
各講師の現場における具体的な状況や判断は、多くのジレンマがある中における最適解のひとつを知れたようで参考になった。
チームを組んでやることでさらに学びになりました。
ワーク中に理事と壁打ちができたこと
Product Leaders Trainingを通しての学びや気づきを教えてください
目先の課題のみでなく、中期目線でプロダクトビジョンを描き、そこに紐づいたプロダクト戦略・戦術・組織づくりをしていくことの重要性
日常はユーザー目線を重視しているつもりであっても、戦略戦術に目が行き過ぎると、ユーザー目線を見失うことがあるということを客観視できたところに学びがありました。
「最後はいかにスタンスを取れるか」「自らが最も燃えているか」などの発言について、最後は確固たる決意で周囲を導くPMたる存在の重要性を再確認した。
普段の業務では必ずしもプロダクトマネジメント業務だけに注力することができないのですが、今回のケーススタディではCPOとしてどうあるべきかを徹底的に考えることができ、非常に貴重な機会になったと感じています。
同じチームのメンバーと講義資料をもとに、プロダクト戦略やロードマップについて考える時間はとにかく楽しかった。
Trainingで得た知識やスキルは実務にどのように活かせそうですか
プロダクトづくりをしていく以上、戦略・戦術・組織、全方面に目を配り、漸進的かつ大きくプロダクトを通して事業貢献していく必要があると考えているため、プロダクト責任者の任に就かずとも、日常のあらゆる業務に活かせると考えています。
自分はまだ現場レイヤーだが、常に上からどう降りてきてるのかを考えて、自らのミッション・タスクを構造的に捉えたい。より本質的な思考や動きが出来るよう、日々努力していきたい。
間違いなく血肉となります。プロダクトマネジメント業務というか事業・サービスを考えて運用していく上で重要な要素が多くありました。
チームや上長にフィードバックをし、プロダクトビジョンの策定, 戦略, 戦術, ロードマップ作成のプロセスに活かしていこうと思います。
今後のキャリアや個人的成長の意気込みを教えてください
理事の皆様の講評や実際にお話をする中で、自分自身の視座が低かった部分に気づき、目線が上がったと感じる瞬間がとても多く感じました。実際の業務の中でも今回のトレーニングを思い出しながら、自社のプロダクトに考え方を落とし込んで活かしていきたいと思います。
社会にとって存在意義のあるプロダクトを作っていきたい
現在はToC領域に向き合っているため、ActivityやMonetizationがToBと比べて一種芸術的である。ここを攻略するため、ユーザーインタビューや体験設計の技能を磨き、体験・事業双方を引き上げられるようにする。
一段視座が上げられたのではと感じており、学びや経験を日々の業務に活かし、よりよいプロダクト・事業をつくりつづけられるようになりたいと思います。
今回学んだことを意識して、CPOになるかに関わらず事業を創れる人になりたいと思います。
どのような人にオススメのTraningだと思いますか
本気でプロダクトに関わりたいと願っている人。
プロダクトマネージャー、プロダクトマネージャー候補
全プロダクトマネージャー
ジュニアの方にもおすすめできると感じました。リーダーを目指している僕のようなPdMにもおすすめできると感じました。
一応CPOなどのPdM Leaderを対象にしたものかとは思うのですが、社員の中でPdMになりたいなぁと思っている人や、CTOなどのロールの方にもおすすめしたいと思いました!
CPO、PMMだけでなく CEO、VpoEなど経営や人事よりの方にも響くのではと思いました。
まとめ
今回「第1回Product Leaders Training」を無事に終了する事ができました。
Training本番開催にあたり2023年夏から準備を進め、パイロット版の開催などを通じて、企画・運営改善を繰り返し本番を迎えました。まだまだ改善点はあったと思いますが、皆さん1人1人の圧倒的に高い熱量のお陰で最高なTrainingになったと感じます。改めて皆様ありがとうございました。
今回の日本CPO協会Training運営チームは、理事の宮田さん・松栄さん、スタッフの徳永さん・藤岡の4名でした。(去年は営業チームで一緒!)
みな業務をやりながらTrainingの運営を行いました。
控えめに言って最高なチームだったと感じます。まだまだやる事はありますが頑張りましょう!
日本CPO協会では、今後もプロダクト開発に関わるCPOやVPoP、プロダクトマネージャーなどProduct Leadersの育成に取り組んでまいります。
引き続き、今後の各イベントへのご参加をお待ちしております。
ご案内
日本CPO協会では、世界で活躍するプロダクトリーダーからProduct Leadershipについて学ぶ「PRODUCT LEADERS」や、CPOやVPoP・プロダクトマネージャーなどProduct Leadersを対象とした育成プログラム「Product Leaders Training」を主催しております。イベントスポンサーやトレーニング参加にご興味がある方は下記フォームからご連絡ください。
イベント開催時に優先的にご連絡いたします。
「スポンサー・トレーニング情報ご案内希望フォーム:一般社団法人 日本CPO協会」
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