名作サウンドトラック5選
WebメディアのTURNの記事「わたしの好きな音楽映画 スクリーンに耳を澄ませて」に寄稿しました。
ライター・編集部あわせて43人がお気に入りの音楽映画を紹介するという記事です。私はEminemの自伝的映画「8 Mile」について書いています。
「8 Mile」はサウンドトラックも人気が高く、主題歌であるEminemの「Lose Yourself」など良曲が多く収録されています。「8 Mile」サウンドトラックを聴いてBoomkatを知り、2003年のアルバム「Boomkatalog One」を購入するところまでが「8 Mile」鑑賞定番の流れとしてあるように思います。
音楽映画に限らず、映画にはサウンドトラックが欠かせません。そこで今回は、お気に入りのサウンドトラックを5枚紹介します。
Murder Was the Case
1994年リリース。
Snoop Dogg主演映画のサウンドトラックで、Death Row Recordsが制作したGファンク中心の作品です。Dr. Dreを筆頭にDaz Dillinger、Soopafly、DJ Quikら名職人の強力なサウンドが堪能できます。
Dr. DreとIce CubeのN.W.A.コンビによる超ハードなGファンクの「Natural Born Killaz」がハイライト。
You Got Served: Music from the Motion Picture
2003年リリース。
OmarionとMarques Houstonが主演を務めたダンス映画のサウンドトラックです。ヒップホップも少しありますが、基本的には当時の華やかなR&Bが楽しめる作品です。
Jhené AikoとB2Kが歌う「Smile」の透明感のある音像には今に繋がる部分も発見できます。
8 Mile: Music from and Inspired by the Motion Picture
2003年リリース。
Eminemの自伝的映画のサウンドトラックらしく、Shady RecordsやAftermathの面々を中心にしたヒップホップ寄りの作品です。全体的にEminem作品と同じムードがあります。
ベストトラックはEminemによるラップロック系の「Lose Yourself」ですが、Obie Triceと50 CentとEminemの三人によるシリアスな「Love Me」も名曲です。
Get Rich or Die Tryin': Music from and Inspired by the Motion Picture
2005年リリース。
50 Cent版「8 Mile」のような映画のサウンドトラックで、Nate Dogg以外は全員G-Unit Records所属アーティストで固められています。ソウルフル路線がメインのG-Unit印のヒップホップ作品です。
Hi-Tek制作の優しいビートで50 Centがゆるく決める「Best Friend」がお気に入り……ですが、このアルバムには未収録のOlivia入りリミックスはもっと良いです。そちらは50 Centのベストアルバム「Best of 50 Cent」にて。
Step Up (Original Soundtrack)
2006年リリース。
ダンス映画のサウンドトラックだからなのか、ヒップホップ/R&Bの当時のクラブヒット系の路線が充実した作品です。ダンサブルな曲だけではなく甘く切ないR&Bもバランス良く収録。
1980年代後半~1990年代前半タイプのブーンバップでSamantha Jadeが爽やかに歌う「Step Up」がハイライト。
そのほか、「Black Panther」と「Spider-Man: Across the Spider-Verse」のサウンドトラックのレビューも以前書いています。あわせて是非。
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