![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157879998/rectangle_large_type_2_f39a0c8189782701f8978dbed896302d.jpeg?width=1200)
2024年おすすめ新譜アルバムVol. 63: Sisso & Maiko「Singeli Ya Maajabu」
新譜アルバム紹介Vol. 63です。
今回紹介するのは、タンザニアのプロデューサーのSissoとMaikoがリリースした「Singeli Ya Maajabu」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1728871666-aeSZJL9GD1XtnQlKNWBrAMPi.jpg)
SissoとMaikoはタンザニア出身のプロデューサーで、Maikoはキーボーディストとしての顔も持ちます。
二人とも長いキャリアの持ち主で、2010年代前半から二人での活動を開始。音源は多く残されてはいませんが、Boiler RoomやNyege Nyege Festivalといったイベントに出演してきました。二人でのまとまった作品は今作が初となります。
Sissoは高速BPMで細かくシンセやパーカッションを鳴らすジャンル、シンゲリのアーティストです。打ち込みですが生々しい騒がしさのあるスタイルで、この二人のタッグではさらにキーボードの演奏も加わります。
今作は凄まじいテンションと速度で迫ってくる音の塊が、どこかユーモラスな雰囲気も纏ってくるユニークなインスト作品です。ループが肝の音楽ですがヒップホップとは全く異なるので、ヒップホップに慣れている方が聴くと衝撃を受けると思います。
1. Kivinje
ちょっとジューク的な匂いもする曲。
手数の多いパーカッションのループに、ちょっとコミカルなシンセが絡む好曲です。声ネタも良い味を出しています。
2. Kazi Ipo
ド派手なシンセで聴かせる曲。
ダークなシンセのループや声ネタなどに、若干ヒップホップっぽくも聴ける要素があります。全体的にはシンゲリマナーのハイテンションな仕上がり。
5. Kiboko
落ち着いたループが効いた曲。
この曲もループだけならヒップホップ的な匂いも嗅ぎ取れます。ドタバタなSEやドラム、声ネタの連打などが強烈。
8. Rusha
声ネタを多用したエネルギッシュな曲。
細かく刻んで叩きつけるような音作りで、そこに妙に明るいシンセが乗ってくる不思議な曲です。また、ヒップホップ好きなら聞き覚えのある声が入っています。
11. Njopeka
ギザギザとしたシンセが目立つ曲。
キックも控えめで、低音があまり鳴っていない音数の少ない曲です。ループ自体も比較的シンプル。
ここから先は
¥ 100
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
購入、サポート、シェア、フォロー、G好きなのでI Want It Allです