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簿記2級に受かり3級に落ちた。〜私が公認会計士になるまで#2〜
こんにちは。
公認会計士の大塚としひでです。
会計士になるまでの話、第2回目となります。
前回のお話しはこちら。
前回は、会計士をめざしたきっかけについてお話ししました。
そんなにカッコのいい理由ではありませんでしたが、まだ読んでない方は、ぜひお読みくださいませ。
では続き。
まずは簿記から。
大学に入学した私は、経理研究所という公認会計士養成講座にも入りました。
せっかく大学生になったのだから、
野球サークルだったり、
テニスサークルにでも入って、
大学生活を楽しもうかとも思いましたが、
なぜか目的もなくただ楽しむためだけのサークル活動に興味が持てず、
どこにも入会しませんでした。
今まで散々野球をやってきたので、何か将来につながることに時間を使おう、と思っていました
(記憶が遠いけど、たぶん)。
経理研究所では、毎日大学の講義が終わる16時30分ごろから、3時間くらいの講座があったと思います。
土曜日は、午前、午後合わせて6時間の講義。
本当によく勉強していました。
最初の2ヶ月は、簿記の基礎を学びました。
簿記3級、2級を4月から2ヶ月で学び、
6月の簿記検定に合格するという目標。
大学入学当初は勉強をやる気に溢れていたので、けっこう頑張って勉強していました。
その甲斐あってか、見事2ヶ月で簿記2級に合格。
ただ、3級は凡ミスを連発して、なんと不合格(笑)。
ふつう2級受かって、3級落ちるやついないだろと仲間に笑われました。
ただ、2級に合格する人は300人受けていた人のうち、100人もいなかったと思います。
大学受験の疲れかも?
2級に合格して少し気が抜けたのか、その後はじまった簿記1級の勉強に身が入らなくなりました。
飲み会、アルバイトなどの予定を優先し始め、徐々に理由をつけて講座をサボり始める。
今考えれば、仕方なかったのかなと思います。
いくら若いとはいえ、1浪して大学受験勉強のプレッシャーを乗り越えてきたのに、またすぐ受験勉強、それも難関の国家資格を目指す講座の受講。
今考えたらよくやってたなと笑。
休息の時間が必要だったのですよね。
そう、自分を癒して、自分のやりたいことをやらせてあげる時間を、この時にももっと作るべきだった。
この頃は自分のゆっくりした体質特性なんて気づいていなかったし、自分が本当に何をやりたいのかなんてきちんと考えていなかったと思います。
ただひたすら元気でパワーがあって、がんばったらなんでもできてしまう、若気の至りのような感覚。
頑張ってもどうしてもできなかったのは、好きな女の子の心を掴むことくらい(笑)、、、なんて。
そうして、順調にサボりはじめた(笑)私でしたが、
夏の勉強合宿など、要所要所での講座には参加していました。
余談ですが、夏の合宿は、昼間猛烈に勉強し、夕食を挟んだ後の夜も9時くらいまで勉強して、そのあとにみんな鬱憤を晴らすかのような飲み会が始まりました。
それはそれは愉快で豪快な?飲み方でした。
例えば、エレベーターで移動しようとして扉があくと、なんとそこでちゃぶ台を持ち込んで酒を飲んでいる人たちがいて、しっかり飲まされる!
人呼んで居酒屋エレベーター!笑
さらには酔っ払った何人かが講師をちゃぶ台の上に乗せて、ちゃぶ台みこし担ぎを始める始末 笑笑。
もう、それはそれは衝撃でした。
今じゃ考えられませんよね。
当然、あのホテルはしばらく出禁になったのではないかと思われます(苦笑)。
そんな過激で豊かな?経験をたくさん積みながら、楽しい大学生活はどんどん経過していきました。
(つづく)