継続できる自分の作り方
こんにちは!
女性会計士の進藤綾子です!
今回のテーマは公認会計士試験に一発合格した私の「継続できる自分の作り方」についてです。
私が会計士受験を経験して、何が大変だったかを思い返すと「継続するメンタルの維持」でした。
会計士受験はストレートで合格したとしても2年程勉強期間を要する試験です。
短答式試験(一次試験マーク式)は年に2回、論文式試験(二次試験記述式)は年に1回しかないので、1度落ちるとそれだけで勉強期間が1年延びます。大学受験に近いかもしれません。
それぐらい長丁場の試験になるので、「一夜漬けでなんとかしよう!」という頑張り方は通用しません。どうやっても「毎日コツコツ積み上げる」頑張り方が必要になります。
「痩せたいのであれば、食事管理をするのは当たり前」
「成功したいのであれば、努力するのは当たり前」
「合格したいのであれば、勉強するのは当たり前」
なんですが、理解していることと実際に行動に移せることは全く別で、
「当たり前のことを当たり前のように継続すること」が難しいのは皆さんも普段の生活の中で実感することがあるかと思います。
公認会計士試験でも「合格したいのであれば、勉強するのは当たり前」なんですが、
実際に勉強を継続していくにあたって私がどう自分と向き合ってきたか、どうやって継続するメンタルを維持してきたかについて書いていこうと思います!
会計士受験生はもちろん、社会人の方でも自分の価値を高める努力をしていく際のヒントになればうれしいです。
①環境設定
「人は環境の生き物」と言われており、自分の実感以上に周りの環境の影響を受けています。
そして環境の影響はパワフルです。
例えば自分が甲子園に出場したいと思っているとします。
「甲子園出場常連校の野球部」
「地区大会ベスト4を目指す高校の野球部」
この場合どちらの野球部に入れば自分が最大限のパフォーマンスを出せるのか?
おそらく「甲子園出場常連校の野球部」になると思います。
それは目指す目標が違えば、部員の士気や練習に対する姿勢、練習量の基準が全く違うものであるからです。
甲子園出場という高い基準にあるチームは自ずと高い基準の選手が集まりますし、求められる練習量やメンタルの強さも高いレベルのものとなります。
そしてそのような高い基準の環境に身を置けば自分もその環境についていこうと努力します。
自分という存在は全く同じなのに、環境の設定次第で生み出す結果は大きく変わります。
受験勉強の場合、
・一人で黙々と勉強できるタイプ
・周りから影響を受けて勉強できるタイプ
の2つのタイプがあると思います。
まずは自分がどちらのタイプであるかを理解し、タイプに合わせた環境設定を徹底すべきです。
ちなみに私は周りから影響を受けて勉強できるタイプです。
私の大学は公認会計士を目指す人がほぼいなく、大学で受験仲間をつくることはできなかったので、資格予備校で環境づくりをしました。
その時に大事にしていたので「毎日自習室に来ていて成績が良い人」と仲良くなることです。
予備校にはいろんなスタンスの人がいて、毎日予備校の自習室で勉強しクラスでも優秀な成績を出している人もいれば、予備校にはくるけどずっと休憩室で談笑している人もいます。
そして毎日自習室にいるけど、なぜかテストでは結果を出せない人もいます。
私は「毎日自習室に来ていて成績が良い人」と仲良くなることができたおかげで、
たまに気乗りしなくて自習室に行くのが昼過ぎになってしまったりすると「今日昼過ぎに来たでしょ?(サボってたでしょ)」とプレッシャーをかけてくれたり、
「みんなと一緒に合格したいから、自分も頑張ろう」と思えたり、
自分が負けそうになった時に何度も勉強仲間の存在に助けられました。
仮に自分が1人で黙々と勉強できるタイプだった場合は、家の自分の部屋、カフェ、図書館等いろんな勉強場所を試してみて
自分が1番集中できる環境決めを大事にすると思います。
私は「周りから影響を受けて勉強できるタイプ」であることを理解し、最大限その環境を活用したことが一発合格に至った大きな要因でした。
②目標の細分化
大きな目標は今日明日でいきなり達成できるものではありません。
漠然とした大きな目標をなんとなく自分なりに取り組もうとすると、その目標の大きさに圧倒されて難しいと感じてしまったり、途中で挫折したりしてしまいます。
そこで、目標を定量的に細分化することで今やるべきことが明確になり、達成可能性が高まります。
たとえば1年で100万円貯金しようとします。
今までなんとなくお金を使って100万円貯まらない人が、またなんとなくお金を使ったとしたら100万円は貯まらない可能性が高いですが、
1年で100万円貯める
→半年で50万円貯める
→1ヶ月で8.3万円貯める
と細分化し、
1ヶ月で8.3万円貯める
→食費を2万円、娯楽費を1万円…削減する
→食費を2万円削減するためにはランチを外食からお弁当に変える
このように細分化すればいまやるべきことが例えば食費については「毎日お弁当をつくる」ことが明確になり、取り組みやすくなることで目標達成可能性も圧倒的にあがります。
公認会計士試験については合格に必要な勉強時間は2,500〜3,500時間と言われており、
そして予備校のスタンダードなコースの期間としては1.5〜2年です。
ざっくり3,000時間÷600日=5時間/日なので、まず始めたての頃は1日の勉強時間5時間を目標として取り組んでみよう、と目標を細分化します。
ただ、試験は相対評価になるので仮に1日5時間勉強したとしても、自分の試験の点数が合格水準にないのであれば
勉強の量または質に問題があるので、見直さなければいけません。(実際はほぼ量でカバーできると思います)
公認会計士試験の合格率はだいたい10%なので
私はテストで自分が上位10%にいることを意識して自分の勉強量を調整していました。
私の場合は、最初のテストの成績がクラスで上位10%にいなかったので「このままではマズい」とおもい、
「1週間に40時間勉強する」目標設定に切り替えました。
(当時大学生で平日と休日で勉強できる時間に差があったので、1日単位ではなく、一週間単位で設定して今氏あt)
その結果、安定的に上位10%の成績に入ることができて、そこからは常に相対的な成績と自分の勉強時間を調整しながら合格までやりきった、という感じです。
最後に
私は公認会計士試験という難関な試験にチャレンジできる方を尊敬していますし、自分も取得して本当に良かったと思っているので、
今回のnoteが少しでもチャレンジしている方の応援になれば本当にうれしいです。
今日も一日やり切っていきましょう~!