東京工業大学 情報理工学院 一般選抜 合格体験記
はじめに
東工大の情報理工学院に一般選抜で受かりました。なんで一般ということを強調しているのかといえば、総合型選抜 (いわゆる推薦) も受けて落ちてるからなんですね。詳しくは下の記事を参照してください。
合格体験記ということで自分の経験を中心に書いていきますが、たぶんあんまり参考にならないと思います。東工大に行きたいと思っている受験生の方々はこの記事を読む時間で勉強した方が受かる確率は上がるんじゃないでしょうか。
体験記
時系列順に語っていこうかなと思います。
高1
高1のころは受験なんて全然考えてなくて、ただ定期テスト直前に勉強するぐらいのものでした。テストはそれなりにできてたのでそれでいいかなーという気持ちでした。ちなみにこのころは漠然と東大を志望してました。
高2
だんだん受験のことを意識し始めて、受験勉強的な何かを始めた時期です。部活が週4日あったので部活のない週2日の放課後は勉強に充てました。あとは登校してから始業までの30分ぐらいも勉強に充てたり充てなかったりしてました。
あと予備校っぽい予備校には通ってなかったんですが、東大特進コースという東進の仲間みたいなところに時々通ってました。英語 (宮崎先生) と国語 (林先生) の授業を中心に取ってましたが、最終的には東工大を受けたので正直あんま意味なかったなぁと。
ただ割と簡単に取れる特待を使えば受講料が予備校とは思えんぐらい安くなるので (テキスト代だけ?) 東工大志望でも受ける価値はあるかもね、というところです。後述しますが数学の講座は良かったです。理科は受けてないので知りません。
東大志望しか入っちゃだめらしいですが、東大模試受けときゃたぶん何も言われません。なんなら東工大受けて合格報告した (させられた) ときも普通に何も言われませんでした。
高3 1学期
本格的に受験勉強が始まるぞ!という感じですが、別に特段勉強量が増えるということはありませんでした。ただ東大特進コースの数学の神髄 (青木先生) をちょっと受けて、あまりの面白さに感動しました。その授業を受けてなかったら東工大には受かってなかったかもしれません。詳しくはたぶん調べたら口コミとかが出てくると思うのでそっちを参照してもらえればと。
高3 夏休み
受験の天王山とか呼ばれてるらしい高3の夏休みですが、ボク的には受験生活の中では結構勉強していた部類だったと思います。なんなら直前期よりも夏休みの方が勉強してたまであるという。(それでいいのか受験生)
具体的には、夏期講習+その予習を中心にやってました。それ以外には学校で配られた問題集をちょっと解いたり、英単語帳 (鉄壁) をやっていたり、推薦の準備をしていたりしました。
あとは夏休み中に東工大のオープンキャンパスがオンラインで開催されていたので参加しました。学院ごとの説明会だったり質問会だったり、あとは模擬講義なんかがあって結構面白かったです。
勉強ばっかりやっていたわけでもなく、ゲームもしていて、TheSkyBlessingなるマイクラの配布マップのv0.1が出たということで身内でワイワイプレイしてました。楽しいね。
高3 2学期
夏休みも終わり、高3最後の学期です。でも相変わらず勉強量は増えません。週4で部活に行き、週2で勉強をする生活を続けていました。え?休みの日は勉強しないのかって?休みは休みだから休むんだよ。
あと休みの日は家で休んでいたりもしたんですが、この時期はイベントに出かけていることが多かったです。この時期に参加したイベントを挙げてみると、、、
10/29(土) MS Tech Campの2周年イベントで登壇
10/30(日) 工大祭 (東工大の学祭) に参加
11/3(木) 未踏ジュニア成果報告会に参加
11/6(日) プレゼンテーションデー 2022に参加+プチ登壇
11/27(日) U22プロコン 2022最終審査会にオンライン参加
12/3(土) PWA Night Conference 2022にオンライン参加
12/5(月) MS Tech Camp #19 (Imagine Cup PreEvent) で登壇
改めて見てみると多いですね。受験生ってなんだろう。
でも高校生のうちしかできないことって結構あるので、そのうちの1年を受験勉強だけで消費してしまうのは正直もったいなさすぎるかな、という気持ちがあります。高1とか高2の時にもっとやっておけば、、、という思いがあって高3になって取り返しているという説がありますね。
高3 冬休み~共テ
授業もなくなり、直前期まっさかり!という感じですね。さすがに授業がなくなると勉強せざるをえないのでそれなりに勉強はしていました。が、夏休みほどではなく、それなりに頑張ってるって感じですね。
何をしていたのかというと、共テ前は共テ対策を中心にというか共テ対策しかしてませんでした。東工大志望何やってんねんという感じですが、一応推薦で共テを使わなくはないので(そして推薦で受かる気まんまんだったので)やっていました。日本史とか過去問20年分ぐらい解いたの偉すぎるよね。なんでこんな頑張ってるねん。
その頑張りもあってか共テの点数 (自己採点) はこんな感じ。ちなみに得点調整で化学が2点上がったので実際は783点だと思います。誤差だけどね。
結局推薦落ちちゃって一般で受けたのでこんなに点数とっても無駄だったんですけどね。(泣いてないよ)
高3 共テ~2次
共テ終わった後は東京理科大→東工大推薦→早稲田大→東工大一般の順に2次を受けました。私大対策は、受験までに1年か2年分だけ過去問解いて雰囲気だけは把握しておきました。私大が第一志望じゃないなら普段の実力を信じて雰囲気を把握するだけでいいのかなというのがボクの気持ちです。
本命の東工大は英語を5年、理科を10年、数学を15年分ぐらい解きました。数学に関しては最後の方飽きちゃって東大数学と一橋数学を3年分ずつ解いてました。まぁ過去問を解いたら解いただけ強くなるってわけでもないんですが、ある程度解くと傾向が見えてきたりするのかなぁと。あとはある程度問題に慣れておくという意味でも大事かもしれません。と言いつつ今年の物理は変な問題すぎて全然解けなかったんですがね。
ちなみに赤本は買わずに東進の過去問データベースとかいう怪しさ満点のものを使って過去問を印刷して解いてました。謎に印刷とか解説とかで苦しんでたので正直赤本買った方が楽だったなぁと思ってます。あと後期はあんまネットに落ちてないので赤本買うしかないですね。
2次受けた感想は、思ったより解けなくてやばい、です。数学と物理が過去問解いてた感じよりできてなくて、ワンチャン落ちるなって思いました。まぁ2次試験2日目の帰りに早稲田の合格を見たので、最悪落ちても早稲田行けばいっかという気持ちになりました。
合格発表日
合格発表は12:00頃ってなってたんですが、東工大は時間を守らないことで有名(個人的感想)なので、いつ出るかなーと思ってたら17分前に出しやがりました。ガチでピッタリに出す気ないんかな。
PDFから番号を探すと心臓に悪いのでページ内検索で自分の番号を探したら、無事あってよかったです。さらにしっかり横に「(情)」ってついてて感動。第2志望以下に通ったときが1番どうしようか悩みどころだったのでホント良かった。
おわりに
全体的に勉強してない不真面目な受験生だったと思います。ボクが若干周りに勉強しないムードとか作ってた節があるので、それは結構申し訳なかったなと思っています。それでも、言葉を選ばずに言うと、受験は結果が全てなので受かったのはホントに良かったなと。
おまけ
週ごとに集計した勉強時間の推移を載せておきます。記録し始めたのが夏休み前ぐらいなのでそこからの記録しかないですが。
みんながどれぐらい勉強してるのかは知りませんが、たぶん東工大の受験生の中では下から数えた方が早いんじゃないでしょうか。