カレーカレーカレーはいらんカレー
TVでYouTubeを見ていたらおすすめに上がってきたとある動画があった。アゼルバイジャンの秋の山林の中、羊を丸ごと解体して羊のトマト煮込みを作る動画である。おばあちゃんが 手際よく斧と包丁で羊を1匹丸ごと解体して焚き火で作っている。この焚き火料理見ていたらなんだか凄く作りたくなった。食べたくなったのではない、作りたくなったのだ。実は私は羊肉がとても苦手なのだ。それなのに作りたくなったので、食べられない私に変わって羊肉が大好きという友人を食べる人に招いて、作ってみる事にした。私の料理レパートリーにはないし、その動画にレシピがあるわけでもなく、動画のおばあちゃんが作っていた様子を思い出しながらスーパーのかごに必要なものを入れていく。羊肉はもちろんハーブ類などいつも買いたくても買えないものばかり。なかなか非日常っぽくて楽しい。おばあちゃんの作り方をメインに少しだけアレンジをいれてつくることにし、スーパー内をウロウロしながら構想を組み立ていった。
帰宅後早速作成に入る。まず羊肉を焼く。焚き火には敵わないが強火で焼く。焼き色がついたら取り出し、同じ鍋で大量の玉ねぎを炒める。セロリやにんじんもいれてひたすら炒める。そしていろいろなトマト類を入れ、にんにくやハーブをいれ肉を戻し鍋の蓋をして煮込む。
作ったことがないものを無責任に無秩序に作りたいように作る。いわゆるテキトー料理である。でもこういう料理はクリエイティブな感じがしてとても楽しい。
出来上がったので、羊大好き食べる人に食べてもらったがものすごく好評で大成功だった。
さて、ここまで読んで、カレーが全然出てこないと思ったあなた。そうですここからなんです。
残ったトマト煮込みを後日カレーに仕立て直したのです。お肉は完食だったので 薄切りの羊肉を足しカレー粉や自宅にあったスパイスをいれ完成した。
また羊肉大好きさんを呼んで食べてもらった。さらに羊臭くていいね!と完食してくれたけど私には無理な代物になった。市販のルーではイマイチ合わない気がしたので羊に合うスパイスを探してみたくなった。
スパイスカレーは成功した試しがないのだが…。