JASSBAアスリート塾
私の仕事は株式会社COZYに加えて、一般社団法人日本スポーツサポートベース(JASSBA)での仕事があります。
一般社団法人日本スポーツサポートベースでは、"アスリート塾の運営"や"保育園での運動指導"、法人様の運営するスポーツスクールへの人材の派遣やプログラム提供等を行っています。
幼児期から中学生までを対象に運動をする機会作りやスポーツとの向き合い方を伝える事をしています。最近では、他者法人様からの依頼が増えてきておりますが、やはり私たちのプログラム開発やノウハウを構築しているのは"アスリート塾"の存在が大きいです。自社運営のためマンパワーが限られるため、展開スピードはとても遅いのですが、現場のスタッフが大切にしている事を実直に実践はできているように思います。
アスリート塾は2013年に株式会社COZYの事業としてスタートをしました。スタートにする際は「これ需要あるかな?」と、私自身が半信半疑でして、「試しにやってみようかな」という程度でしたが、この活動を快く思ってくださる方々も多くいらっしゃいまして、気がつけばそれなりに塾生が集まってきてくれていました。
そこで、もっと多くの拠点で実施できるようにとアスリート塾事業を独立させて一般社団法人日本スポーツサポートベース(JASSBA)として2016年にリスタートをしました。
今年度が4期目を迎えていますが、これまでの3年間はアスリート塾を運営しながら「子供達にとっての運動」、「幼児期の教育」、「保育園って?」、「幼稚園って?」、「教育って何だろう?」などなど、幼児から小学生・中学生に関する事を幅広く見たり、考える時間だったと思います。そして、4期目に入った今年はこれまでの延長線上ではなくて一度0に戻って、アスリート塾のコンセプトや幼児指導に対する自分たちの立ち位置などをじっくりと考える事をしています。
アスリート塾の一つの軸は「運動機能」を高めるところにあります。そしてもう一つに「人間性」というものがありましたが、この人間性はとても曖昧で、端的に皆様に伝わるものではないため、この人間性について2週間ほどじっくりと考えていました。そこでたどり着いたのは「社会性」という部分でした。「運動機能」、「社会性」の2軸を図にして、私たちがやっていきたい事を見える化する作業を現在進めています。
アスリート塾がスタートした時は、実は中学生を対象にしていました。一方で私自身がこれまで子供達に関わってきて「幼児期や小学生低学年の時期が大切」な事も理解はしていました。「でも、、、幼児期や低学年生に向けた取り組みをするのはまだ先だろうな」と。しかし、アスリート塾を継続していると徐々に低学年生が入り、さらには保育園、幼稚園に通う2歳、3歳、4歳、5歳の子が入り、その子たちは幼児期からアスリート塾をはじめ多くの子がそのまま小学生クラスへ上がっていくという形が出来上がってきます。これは意図したものではなく、子供達ご家族から教えて頂いたことです。
年齢が下がれば下がるほど、運動機能以外に大切な事があると考えています。さらには高学年生、中学生時期の成長は低年齢時期に社会性を培う時間のあるなしが、影響してくるのではないか?という仮説を立て、今は研究をしながら取り組みを行っています。
スタッフと確認し合いながら、「社会性」についてじっくりと向き合って見ることとしました。ここから新しい発見があって、子供達のためになる事が作れるのではないかと考えています。
今年からの3年はJASSBAとして、まさに成長期です。見つめ直す事を忘れずに、そして多くの子供達に何かしたらの影響が与えらえるように進んで行きたいと思います。