【読書メモ#14】「両利きの経営」 チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タッシュマン 東洋経済社
まさにいまこのタイミングで必要な経営リーダーのあり方
気付けばあの会社どうなったんだっけ?
あの会社こんな商品売ってたっけ?
しばらく聞かなかったけどあの会社またよく聞くようになったしこのサービスいいよね。
こんなことはここ数年多かったように思います。
富士フィルムは、我々世代ではまさに「写るんです」を一斉風靡させ、街には写真屋があふれ、どこでも1時間でプリントサービスしてくれることに驚きを隠せなかった。
いまや、医療品で業界をリード。
この新型コロナウィルスの対策薬も開発している。
このような経営ピボットがどのようになされるか。
そこには並大抵でない、「経営の生活習慣病」からの脱却、
体質・生活改善が必要になる。
その旗振りはまさに経営リーダー次第。
とにかく、成熟事業をマネージしながら、
「探索」
と
「深化」
を並行して、持ちうる資産を最大限使って追求していくか。
その点がこの本のなかで言いたかったことだと理解した。
まさに新規事業領域を探索しようとしていた今に相応しい一冊でした。