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LANSOCPEクラウドでiPhone管理1年経ったら

昨年の記事はこちら

 あれから1年、現状確認したらやばいことになってました。
会社貸与のiPhoneなので、紛失対応や漏洩対応のためログや位置情報取得して、”なにが悪い”、と、言えない時代。
 ”個人情報保護””つながらない権利”など、システム上も気を使わないといけない、また、利用者の協力も得られないため、実施したことと設定情報を記事にします。

やばいこととは

 iPhone紛失連絡があった際、LANSCOPEのログ情報やGPS位置情報を確認したら取得出来てない!
 情報取得および管理するには、”GPSを常にON””アプリは常駐させる” この2つを実施してもらわなければならない。
出来ていないじゃん(+_+)
 代替策として”iPhoneを探す” を利用し無事にiPhoneを保護しました。
しか~し、管理画面で全ユーザの設定を確認したら”やばい”ことに


アプリ未起動ユーザ台数: 43台/74台(約58%) 
GPS未設定ユーザ台数: 45台/74台(約61%)
て、ことは半分以上データ取得できてないじゃん=管理できていない


取りあえず、当社の設定を再度確認!!

GPSの情報とアプリの設定

 導入時からいろいろ調整して、現在はユーザ目線で当社の設定(ポリシー)は以下にしてます。

位置情報)
30分間隔で取得
業務時間)※取得する時間枠
09:00~18:00(月~金)※カレンダの土日祝祭日除く
電話利用)
発着信履歴情報

 業務中紛失したら、情報システムが頑張りますよ!ポリシー
業後紛失したら、自己責任ですからね~!ポリシー
※iPhoneをさがせで探しますけどね。
実は、iPhoneの場合、操作ログは画面を開いたや通話履歴だけのため、紛失した時間帯に、開いたログがなければデータは見られていないこととしてます。※Androidはいろいろ取れようですね!
 情報システムとしては、現場よりに妥協した設定だと思います、が、利用者のGPS拒否反応はまだまだ根強いです。

利用者の言い分

原因はいくつかありまして、大きくは以下の内容

  1. バッテリの持ちが悪いから

  2. 休みの日や業後位置情報を所得されたくないから

  3. SaleFaceAssistantの運用でGPS問題があったから拒否反応

バッテリについて

 個人使用でiPhone7を利用していた時は2日余裕で使えていたのに、購入後2年経った辺りから1日持たなくなりました。iPhone12に変更しても1日利用が怪しい状況です。(個人的見解ですが、iOSとcocoaアプリのダブルパンチでダメになった気がします)
 個人使用でもバッテリ減りが早いので、一応会社携帯のバッテリ消費について、当社目線で目視確認した結果をお知らせ。
※あくまで個人的測定なので、参考までに
条件)
情シス携帯はほぼ移動なし(事務所内利用)、そのため外出した際のWI-FI・Bluetooth・キャリア回線の電波探しによるバッテリ消費や、通話やブラウザ使用、メールチェックなどの操作は考慮しておりません。
アプリはLANSCOPEとクラウドPBXアプリ以外はほぼ導入していない。
※実はクラウドPBXアプリもバッテリ消費の原因の一つでもありまして・・・

とある1日のバッテリ容量の推移※あくまでアバウトな個人計測
とある1日のバッテリ容量の推移をグラフ化

 休日はクラウドへLANSCOPEアプリデータ送信なしのためバッテリの減り始めが遅い気がする。
平日は9時からアプリ送信が始まるため減り始めが早い気がする。
どちらも減り始めると1時間に2%前後減っていく動作のため、アプリの起動うんぬんではないと思われる。
 これ以外にも”WI-FIをOFF” や ”BluetoothをOFF” 、”LANSCOPEアプリをOFF” 、”GPSをOFF” 、などのパターンを実施したがさほど変わらない状況でした。
 結果、アプリは悪者ではなくiPhoneが悪いんだ!と、一人で結論付けました(^^♪、そのうちユーザにお知らせする予定

休みの日の動作

 導入当時は週末も所得していたため、LANSCOPEのお知らせ機能を見たユーザが、怖くなりGPSをオフしてしまう行動に出た例もあった。
 休みの日にこのメッセージ見ちゃうと、ハッキングされて位置情報も丸見えだ、て、通知が来たかと思ってしまいますよね。
 個人的には親切に通知しているので必要な機能と思いますけど・・・

LANSCOPE通知画面

SalesForceAssistant運用でGPS問題

 LANSCOPE導入前に、商談先の開始/終了時に、GPSをONにして日報登録する運用があり、管理部署が行き過ぎた運用をして・・・、問題に・・・
※詳しくは書けません・・・すみません
 情報システムの運用は、セキュリティ事故が発生した時以外は利用していないことをロビー活動したのですが・・・

どのように対処したか

 あまりこの手は使いたくないのですが
毎週金曜日の会社TOPへの報告会で発表
発表の締めくくりに、次回未設定者は実名で報告します!
そして、翌週の結果は、


アプリ未起動ユーザ台数: 0台/74台
GPS未設定ユーザ台数: 0台/74台


 全員実施してくれました。パチ、パチ、パチ、👏
みんなやればできる子でした。
GPSが”常に起動”ではないユーザが若干いましたが、そこは今回おまけ
※”使用中設定のみ許可”の設定の場合、情報が取れない恐れがあるんですけどね。
 若い社員だど、”こちらを使用しなくても”iPhoneを探す”で対応できますよね” と、言われます。それも手段としては利用するけど、情シスとしては紛失時、画面操作や電話履歴がすぐにみられるのが”重要” なのです。と、言うと納得してもらえました。紛失から回収までの間に画面操作がなければ情報漏洩のリスクが限りなく少なく(情シスが安心できる)、操作ログがあった場合には・・・

管理画面の情報

 管理画面で確認できる情報は30分毎に住所・緯度・経度、MAP上の表示、操作ログのスクリーンショットを以下に用意しました。こんなイメージ

時間帯別・住所・緯度・経度情報一覧
MAP上の位置情報
移動した際の位置情報
画面操作のログ情報

おわりに

 人手が少ないとシステム導入した後は放置しがちですが(当社は毎回その繰り返し)、アドベントカレンダにアウトプットするなどでネタを探すと、気づきがありますね。管理画面での確認は簡単にできるため、設定状況については定期的にリマインドするしかないかなと思ってます。
 
セキュリティはトップダウンで進めれば導入はできますが、一利用者としては現場が不安になるようなものはなるべく払拭したとも、思っております。GPS情報やログを変な使い方されないように運用(守る)しなければと思ってます。

アドベントカレンダもあとわずか、24日、25日まだエントリーないけど
来年も盛り上げていきたいと思ってます。
Merry Christmas and Happy New year 


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