#078【絵本】「あらしのよるに」シリーズ①~⑦
今日もほっこり絵本の世界へ📚
記録として感想を書いています。
今日の絵本
『あらしのよるに』
(大型版あらしのよるにシリーズ①)
『あるはれたひに』
(大型版あらしのよるにシリーズ②)
『くものきれまに』
(大型版あらしのよるにシリーズ③)
『きりのなかで』
(大型版あらしのよるにシリーズ④)
『どしゃぶりのひに』
(大型版あらしのよるにシリーズ⑤)
『ふぶきのあした』
(大型版あらしのよるにシリーズ⑥)
『まんげつのよるに』
(大型版あらしのよるにシリーズ⑦)
作/きむらゆういち
絵/あべ弘士
発行所/講談社(2000~2006年)
この絵本のテーマは・・・
著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、
【友情・愛・自然】
【自分を生きる】
要約
第1話『あらしのよるに』
狼のガブと山羊のメイの偶然の出会い。
第2話『あるはれたひに』
翌日の約束、友情と空腹のゆらぎ。
第3話『くものきれまに』
メイの友達が心配し・・・約束の場所で鉢合わせたガブ我慢。
第4話『きりのなかで』
狼2匹に狙われるメイ、危機一髪で逃れる二匹。
第5話『どしゃぶりのひに』
仲間たちに秘密がバレて・・・決断と別れ。
第6話『ふぶきのあした』
雪山の中、生きるためにお互いを想う気持ち。ガブ雪崩の中へ。
第7話『まんげつのよるに』
記憶をなくしたガブ、満月の夜にメイを食べようと・・・。
私が感じた事
絵本で初めてちゃんと読みましたが、やはり感動ですね。
素朴で、でも感情が湧き出るような絵がいい!
文章もユーモアたっぷりでいて、二ひきの互いを思いやる行動やことばに愛を感じます。そこに自然界の厳しさや群れで生きる動物たちの習性もちゃんと組み込まれている。ガブとメイは動物だけど、人として大切にしたい感情をしっかり伝えてくれています。相手を思いやることだけでなく信じること、型にはまらず自分を生きることも含まれていると思いました。
さて、ここからはあらすじを。私の備忘録になります。
ネタバレになっちゃうので、まだ読まれていない方はスルーしてくださいね。
嵐の夜、姿が見えないまま一夜を共にして…
勘違いしたまま芽生えた友情。
でも会う約束をした翌日お互いの姿を見てビックリ!!
二ひきは、食う/食われるの関係だった。
でもそれ以上に嵐の夜に芽生えた友情は尊い!
狼のガブは大好物だったヤギの肉は食べないと心に誓う。
ガブは狼のわりに優しい物腰(たまに狼っぽくなる)で、
やぎのメイも丁寧に、話します。
ともだちだけど仲間たちには・・・ひみつのともだち。
相手がエサだろうと敵だろうと、関係ない。
一緒に居るのが楽しい。
どの話にも、相手を好きな気持ちがあふれているのも嬉しくなるところ。
二ひきの秘密がバレて、仲間たちの声が心を揺らがせます。
本当は騙されている、エサにして食べようとしているんだぞ。
ヤギなんてともだちになんてなれるはずがないじゃないか。
体で感じるあたたかさでともだちを再確認し、
二ひきは仲間を裏切る決意をして、森から別れ出る。
また生きて出会えた二ひき。
でも追ってくるオオカミたちから逃げるため、
あらたな森を求めて雪で覆われた山へと向かう。
山を登るにつれて厳しくなる寒さと飢え。
空腹でともだちがご馳走にみえてしまうガブ。
ガブが隠れて肉を食べるのが嫌なメイ。
お互いの葛藤を抱えながらも、それを乗り越え、
自分のことより相手のことを思いやる二ひきが尊い第6話。
オオカミたちがすぐそこに!
動けないメイが見つかったら…ガブは命を懸けて駆け出す。
雪崩から一命をとりとめたガブは記憶を失っていた。
自分のことも、メイのことも。
また出会った二ひき。
エサとして確保したメイが、
今までのずっといっしょにいた思い出をつぶやく。
初めに出会った嵐の夜に芽生えた友情は、
この合言葉でよみがえった!!
こちらのシリーズもあるんですね〜。
また絵が違うのかな?!
↓
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