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#110【絵本】ともだちのなまえ

今日は凄~い絵本の世界へ📚
記録として感想を書いています。




今日の絵本

『ともだちのなまえ』

作/内田麟太郎
彫刻・絵/はしもとみお
発行所/教育画劇(2023年)





この絵本のテーマは・・・

著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、

【友達にもらった幸せと寂しさ】





私が感じた事

海の真ん中の小さな島に住んでいるイグアナと、羽を痛めたカモメのお話。

凄いんです!
この絵本の中のイグアナとカモメはすべて木彫り!!

その彫刻を引き立たせるような背景の絵と共に撮られた写真絵本です。
しかも、ページを開くごとに違う恰好をしている。
リアル!!だし、可愛らしい。

ひとりきりでも何不自由なく幸せだったイグアナは、
カモメという友達が出来たおかげで、
さらに幸せと楽しさを味わいます。
けれど初めて、
寂しさというものも知ることになります。


初めて聞くことば。初めて見聞きする外の世界。
初めての感情。初めての経験。
この世は知らないことだらけ。
知らぬが仏。見なかった聞かなかった方が傷つかずに済むということもあるでしょうが、どんな感情もどんな経験も貰っておいて良かったと思います。

彫刻と絵を担当された、はしもとみおさんはそのままの姿形を木彫りにする動物肖像彫刻家だそうです。
その作品で、詩人で絵詩えことば作家の内田麟太郎さんのお話を更に感じ入ることが出来ます。

イグアナが流す涙の彫刻が切ない〜。
また季節がめぐってカモメがやってくることを信じて…。




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