#048【絵本】翻訳できない世界のことば
今日もほっこり絵本の世界へ📚
絵本を読んだ記録として、感想を書いています。
はじめに
noterさんの紹介記事をみて、読んでみたくなりました( *´艸`)
絵本というか、言い表せない感情を世界のことばで表現した辞書とでもいいましょうか?
表紙もとてもカワイイし、きっと読んではうっとりするに違いない(*´ω`*)
今日の絵本
『翻訳できない 世界のことば』
著者/イラスト エラ・フランシス・サンダース
訳者/日本語描き文字 前田まゆみ
発行所 創元社(2016年)
感じたこと
著者のエラさんは、20代のイラストレーター。
様々な国に住んだ経験と取材からこの本がカタチとなったのでしょうけれど、世界には本当に色々な言語があることに改めて気づかされました。
そしてそれぞれの国には、独自の言い回しやニュアンスを表現するおもしろい言葉があるんだなぁということにも。
イラストは可愛くて、説明文も的確。
それを日本語訳した前田まゆみさんの尽力は筆舌しがたいものがあると思いますが、原語表示の隣にカタカナ表記もあって実際に音にしてみると何だかより分かったような気になったりして(笑)
うっとりする言葉もあれば、知ってる言葉や、おもしろかったり心がぞわっとなる怖さのものもあったり、日本の『侘び寂び』や『積ん読』などもあり、解っているはずが言葉に表されると自分が意外とニュアンスしかつかんでいなかったことに苦笑したりしました。
いくつかご紹介^^
絵本読んでるとある~(T_T)
今コンムオーベレ中とか言っちゃおうかな。
ヤガン語は、チリ原住民の言語だそうです。
これって阿吽かなぁ。言葉にしなくていいという感覚がステキ(*´ω`*)
誰かに説明する時この単位が主流?!
さすがサンタクロースの国?
あぁ、ポルノグラフィティの有名な曲♪もそんな気持ちを謳った失恋ソングだったっけ。
以前絵本についての講座を受けた時に、『絵本とは子どもが最初にであう本』だと先生は仰っていました。
感じる力を育てる「絵」と、人間に欠かせない「ことば」と、想像力と情緒を育てる「物語」が合わさって出来る絵本。
だから子どもが理解しやすいように絵での表現が大事。確かに不必要な情報が入ると頭のなかがごちゃごちゃになるし、ことばはシンプルな方がいい。絵から感じ取る感覚を養うのにもそれがいい。でも私はそこに添えられてある「ことば」は、伝えたいことを深い理解へつなげる大事なものと思っています。
今回、すんなり翻訳しがたい世界の色んな言語や感情を日本語訳にしてくれて初めて、一言で言い表せいけれど確かにある感情をことばにしてくれて初めて、「あぁ分かる~、その気持ち」をしっくり理解できたことで、絵本においてだけということでなく、やっぱり「ことば」は理解のアシストになること、その必要性を感じました。
素敵なことばを聞いたり見たりすることは、何倍にもその喜びや幸せが倍増しますもんね(逆もしかりですが…苦笑)。人間の特権ですね^^
そして文化の違い生活習慣の違いはあれども、世界のどこかに表現できることばがあるってことが、人は根本的につながっているってことなんだろうなと感じました。
お調子者の私は、覚えたてすぐ使ってみたくなっちゃう(笑)
あの人職人気質だから「Jugaad」で「meraki」だなぁとか、
日本の政治や企業も「struisvogelpolitiek」だよねとか、
今とっても「gezellig」や、「Fika」したい気分♪や、
あ~また「trepverter」だったわ〜とか、
「ubuntu」や「naz」を感じる〜とかね^^
知ったかぶりで、普段使いできる前にすぐ忘れちゃいますが(^^ゞ
世界のどこかにある、感情や感覚を表わしてくれることばオモシロかったです。