【物語】アラジンと魔法のランプ ”No.1”Aladdin & the Magic Lamp
私の好きなインナーチャイルドカードは【おとぎ話のタロット】とも言われている、物語をベースにしたカードです。
昔読んだことのある懐かしい童話や、意外と知らなかった物語もあったりして、
カードへの理解も深まるかと、それにまつわる物語を読んで感想を記録しています(^^)/
今日のカード
大アルカナ1番マジシャン(魔術師)のカードになります。
Disney映画でも『アラジン』のプリンセス、ジャスミンは人気のお姫様ですよね~。
私は映画はちゃんと見ていませんが、主題歌の"A Whole New World"は、いつ聞いてもウットリします。
読んだ物語は?
『アラビアン・ナイト』
(福音館古典童話シリーズ33)
ケイト・D・ウィギン/ノラ・A・スミス 編
坂井 晴彦 訳
W・ハーヴェイ他 画
発行 福音館書店
この本に収められているお話の一つである
『アラディンと魔法のランプ』です。
子供向けのこういうのは分かりやすいけどね。
ディズニー絵本もあるね。
アラビアン・ナイトは、『千夜一夜物語』ともいわれ、これまた面白いストーリーのある物語内で毎夜読まれたお話を集めたもので、色々な物語が詰まった本ということになります。
他に有名な『アリババと40人の盗賊』とか、『シンドバッドの物語』もありました。
読んで感じたこと
知ってると思ってたアラジンと魔法のランプってこんなお話だったのね〜(*⁰▿⁰*)
アラジンは怠け者で、ろくな仕事もせず遊び惚けてぶらぶら過ごす毎日。
アフリカからやって来た魔法使いに身内だとまんまと騙されて、地下の隠し場所に眠っている魔法のランプを取りに行かされますが、アラジンが言う事を聞かないことでカッとなった魔法使いに、ランプ共々地下に閉じ込められてしまいます。
その後、ランプを擦ると出て来る魔物が願いを聞いてくれることを知って…と、よくご存知のお話となるのですが。
何年か前に実写版のアラジン(ウィルスミスがジーニー役だった)もありましたよね〜。それも見ていないですが、おそらくそれともディズニー映画とも違った内容だろうと思います。
魔法使いを倒すエンディングは同じだと思いますが、この本の物語では、魔物?ランプの精?大男ジーニーにキャラクター性は全くないし、王女との恋バナもほぼナシです笑
以下は、
ランプの魔法の力を知った貧しい家のアラディンが、一目惚れした王女様との結婚を許してもらうよう国王にお願いすると決心した時の母親との対話でのセリフ。
怠け者だったアラジンが、ランプの願いを使うようになりとても思慮深く謙虚で賢い人になって行くストーリーが、最後の最後まで印象的でした。
物語とカードの関係(私の考察含む)
一般的なタロットでの魔術師のカードは、
創造、0から1の始まりを表しています。
インナーチャイルドカードでも、ちゃんと目の前に四大元素が並んていて、創り出される時を待っています。
このおとぎ話が、魔術師のカードにあてはめられたのは、
やはりランプの魔法の力ですね!
ランプを擦ると大男のジーニーが出て来て、「ご主人様、ご用はなんでしょうか?」と聞かれ、自分が思ったことを告げ現実化されること。
それが創造につながります。
お腹いっぱい食べることを想像し、
「食べ物を持ってきて!」とジーニーにお願いして、
魔法によって現実になったことは、
アラジンにとってのイマジネーションの目覚め!
何度も繰り返すことで現実化を練習していってるよう。
想像し、それを言葉にする。
思ったことが現実になる。
自分が現実を創り出している
=人生を創造しているということを知るカード。
アラジンは王女と結婚した後も、自分の欲得だけでこの魔法を使ってはいません。(そこがエライ!)
むしろ嫌味にならないように町の人達に施すことも忘れずに、周りにとって幸せになるような良い魔法の使い方をしています。
肝心の魔法使いとの対決の時も、自分の知恵と機転で困難を乗り切り、自分ではどうしようもないことは魔法の力を借りていました。
それはこの想像のチカラの使い方で、どのような現実をも創造してしまうことを知っていたかもしれません。
思考やことば、行動に注意を!ってことも、この物語で
カードに紐づけられたことだと感じました。
人生を創っているのは自分なんだ〜!
と、思わせてくれるカードです^^