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「元祖」多くない?
そう思っている方も多いのでは?
『元祖〇〇』とを掲げてるお店は全国に一つは必ずある。
大阪に住んでいた時期があるのだが、『元祖 串カツ』が至る所にある。
元祖の定義はなんなのか。
その店発祥なのかその地域発祥なのか。
もはやどうでもいい。美味しければ。
今回は長野県は北信の小さな町で、惜しまれつつも無くなった『元祖トーフラーメン』が年1回限りで復活すると、テレビで観たので行ってきた。(色々と省略)
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「麻婆ラーメンでしょ?」と思う方いるだろう。
違う。そんなに立派な物ではない。
ざっくり言うと、醤油ラーメンに餡に絡めた豆腐をかけた物だ。
このラーメンをリスペクトをしているからこそ、こんな説明の仕方しかできないボキャブラリーのない自分が憎い。
実はこのラーメンは小さい頃に何回か食べたことがあり、私自身の思い出の味でもある
勿論、店主もよく知っている。
子供にも容赦なく辛いトーフラーメンを出し、量も大盛り近い。
小さい頃、泣きながら食べた覚えがある。
子供ながら「世知辛ぇ…」そう思った。
そう思わせてくれた店主は今はもういない。
その店主を想いながらみんながラーメンを啜る。
舌が大人になったからなのか、それとも皆んなが楽しめるようという意図なのか、あまり辛くはなかった。
それが、少し寂しさを感じつつもトーフラーメンの美味さを初めて感じた一杯であった。
店の外にはすごい行列ができていた為、味わうのも束の間、皆んなに味わってほしいので即ササ食べ店を後にする。
昔より辛くは無かったトーフラーメンが「たまには自分に甘くいこうぜ」と店主が言っているようでもあった。
よし!ランニングは明日からにしよう。(昨日も休んでる)