ドラクエモンスターズ対戦ってどんなの?
ドラクエモンスターズの対戦って
馴染みありますか?
ドラクエモンスターズの対戦は
いわゆるターン制コマンドバトルと呼ばれるが
ターン制コマンドバトルといえば
ポケモンバトルが王道だろう
そもそもターン制コマンドバトルの対戦のような
ゲームストーリーの敵やボスではなく
他のプレイヤーと競うランクマッチが
実装されているゲームは少ない
それはターン制コマンドバトルは
対戦環境のゲームバランスが難しいからだと思う
ランクマッチで1位が競われていくと
その対戦環境のメタが構築されていく
FPSや格ゲーのようにプレイスキルが
大事になる前に事前準備で決まることが多い
たくさん勝つためには強いとされる
パーティで挑むのは当たり前だ
しかしそのメタが強すぎるとゲームに
戦略性・多様性がなくなる
ならば相手を倒せる強い戦法を増やせば良いと
なるが、そうすると次はどう対策するんだよ
というプレーヤーのクレームができてしまう
一つの特技、特性に対して
攻め側はどんな戦法に使えるか
また守り側はどんな対策が必要か
無数の選択肢が広がっていく
ターン制コマンドバトルは
そのプレーヤーの選択によって
ターンをふみ、モンスターの行動順に
したがってしっかり理屈が詰まった展開が
行われなければならない
そんなゲームバランスが必須であるのだ
ターン制コマンドバトルといえば
ポケモンバトルが筆頭に上がるが
実はドラクエモンスターズ対戦も
ゲームバランスがしっかり取れていて
プレイすべき魅力が詰まっているので
その理由をつづってみる
(以下はイルルカやジョーカー3の対戦が中心)
ドラクエモンスターズ対戦は
Sサイズ. Mサイズ.Gサイズ.超Gサイズ
のモンスターがおり
それぞれ1枠. 2枠. 3枠.4枠分を使う
そしてパーティとスタンバイが存在し
はじめにパーティの4枠分
Sサイズであれば4体が戦闘にでる
パーティのモンスターが全員倒されれば
スタンバイのモンスターと入れ替わる
また、途中で一回のみスタンバイの
モンスターと入れ替えることも可能だ
ドラクエモンスターズ対戦の特徴としては
ダメージのインフレが大きいことがいえる
ポケモンと違ってどれだけ耐性や守備力が
優れていてもそれをモノともしない
大きな火力を出すことが可能だ
ゲームの中では
SサイズのモンスターでHPが1500ほどだとしても400.500ダメージの特技が何発も放たれたり
超Gサイズのモンスターであれば
3000.4000ダメージが瞬間的に出されたりする
これらのダメージは
以下の特性を重複して付けることで底上げされる
スタンダードキラー
(スモールサイズ、Sサイズへのダメージ1.2倍)
ギガキラー
(M.G.超Gサイズへのダメージ1.2倍)
メガボディ
(HPが減るにつれダメージが増える残りHP0で2倍)
ロケットスタート
(3ラウンドまで与えるダメージが1.2倍)
暴走機関
(ラウンド開始でHPが10分の1減るがテンションが
1段階上がる[テンション5でダメージ1.75倍])
また、以下の特技で大きなダメージが出せる
ステルスアタック
(2ターン目に敵全体に通常攻撃の1.5倍のダメージ)
すてみ
(最初に行動し、通常攻撃の1.3〜1.5倍のダメージ)
アンカーナックル
(最後に行動し、通常攻撃の1.3倍のダメージ)
マダンテ
(敵全体に消費する全てのMPの1.5倍のダメージ)
チェイン
(最後に詠唱し、次のラウンドから1番行動が早い
モンスターに続いて他のモンスターも行動できる ダメージ倍率が1.1倍1.2倍1.3倍…と上昇していく)
ポケモンでいう攻撃、とっこうが
ドラクエモンスターズでいう攻撃力、かしこさ
にあたるがこれらのステータスが低くても
斬撃、呪文以外の体技、ブレス、踊りで
ある程度決まったダメージ(400.500可)を出せる
こんなにダメージが出るとすぐにモンスターが
瀕死になることもあるのでドラクエモンスターズ対戦では蘇生(ザオリク.せいれいのうた)が
当たり前のように行われる
行動がはやいモンスターが最初に火力を出し
役目が終わるとすぐに瀕死になってしまうが
行動が遅く守り性能が高いモンスターが
蘇生を行うムーブが一般的である
次にドラクエモンスターズ対戦の特徴として
みがわりを使った戦い方がよく見られる
前述のようにダメージのインフレが大きい
ことからみがわりを利用し、味方一体が攻撃を
かばう戦い方が非常に多い
敵の攻撃を全て受けるのですぐに瀕死にはなるが
ここで瀕死時に発動する特性が活躍する
カードゲームで死亡時やライフを削られたときにある性能が発動するような感覚と似てる
特に
根に持つタイプ
(自分を倒した相手の行動を1ラウンド封じる)
亡者の執念
(力尽きると発動し、ラウンドの最後まで力尽きることなく行動できる)
がよく採用される
根に持つタイプは相手の火力枠を次のターン動けなくすることで優位な展開をつくりやすく
さらに瀕死になったターン中に蘇生することで
次のターンからもこの戦法を使える
亡者の執念はそのターンの最後まで
確定で残れるため味方にヘイトが
向くことなく攻撃を受けきれる
この亡者の執念の発動中にリザオラル
(味方一体が瀕死になったとき自動で復活する)
をかけると永久的に復活して
やられない不死身のパーティをつくれる
そして、このようなみがわり戦法が
多用されると次はどうみがわりを解くかの
対策が必須になっていく
いてつくはどう(有利な状態変化[みがわり]を
解ける)や白い霧(体技[みがわり]を封じる)など
が必要になっていく
するとみがわりを使う側はみがわりを
解かせない対策の対策を用意していくのだ
そんな駆け引き、思考実験が常に行われている
最後にドラクエモンスターズの
特徴として戦い方の多彩さをあげる
ドラクエモンスターズには
特性が200前後、特技が300前後存在する
特性はSサイズのモンスターが6個 Mサイズが7個
Gサイズが8個 超Gサイズが9個備わっている
特技についてはSサイズのモンスターで
スキルを3つ自由に持てるので
スキル1つにつき特技を10個覚えられるとすると
Sサイズのモンスターは特技を最大30個扱える
ポケモンは1体で特性1つ技4つの決まりだが
ドラクエモンスターズはSサイズのモンスター1体で特性6つ特技最大30個覚えられるので
選択の自由度が高い
このように制限が少ない分
自分の勝ちたいカタチに持っていきやすい
しかしそれは相手も同じなので
ハマれば強いが対策されると弱くなる
ずっと停滞していた戦況が
1回のラウンドで大きく覆ることもよく起きる
読み合いや駆け引きに関しては
ポケモンバトルのように1つの正解を当てにいく
のではなく、最低限の対策だけすれば
あとは一番勝てる確率が高い
事前に準備して考えた選択をする感覚が近い
それでは
以下で対戦でよく使われる戦法を簡単に紹介する
シャッフルスモボ
(行動順をランダムにしてスモールボディで先制)
リバースパーティ
(リバースを発動し、行動順を反転させて先制)
ジバルンバ
(みがわりを貫通する呪文)
暴走ザラキ
(ラッキー+呪文会心で耐性無視の即死を狙う)
暴走ラリホーマ
(耐性を下げてから呪文会心で眠らせる)
すてみあがき
(先制火力+被ダメージ2倍で余分ダメージを献上)
ステルスアタック
(みがわりを貫通する全体攻撃の高火力技)
こうどうおそいパーティ
(レベル1こうどうおそいHPバブル最後に敵を殲滅)
根に持つタイプ
(上記に記載)
亡者リザオ
(上記に記載)
かばう予測
(相手の攻撃を全てかばい予測技で反射する)
耐久パーティ
(超ハードメタルボディ+アタカン.マホカン+高HP)
幻魔の獄orギガマホトラパーティ
(相手のMPを奪い0にして何もさせない)
れんぞく×6即死こうげき
(即死こうげきを1回の攻撃で6回当てて倒す)
チェインパーティ
(上記に記載)
これらのことをふまえて
パーティを組んでいくのだが
ターン性コマンドバトルはそれを考える段階
から面白い
ふと何気ない瞬間に「この戦法強くない?」
「この特性とこの技組み合わせたら面白くない?」
とよく想像する
そしてそれをモンスターに当てはめて
何度も思考実験を繰り返し実戦に挑む
するとはじめて自分の思い描いたやり方で
勝ったときやめられなくなるのだ
これまでドラクエモンスターズの対戦に
馴染みがなかった人でもきっとこのゲームは
あなたを面白くさせてくれると思う
ぜひ一度プレイしてみてほしい