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あんな事があったのに笑うから
親愛なるあなたへ。
お正月の賑わいも過ぎて、すっかり平常時が戻りつつあるね。
寒さがより厳しくなってくる折、この季節にあなたがよく聴く音楽はなんだろう?
私は12月から1月頃まで、BUMP OF CHICKENのorbital period(オービタルピリオド)や、COSMONAUT(コスモノート)のアルバムをよく聴くよ。
発売時期がちょうどどちらも12月っていうのもあるかもしれない。
orbital periodが発売された頃はまだ大学生で、地元の金沢の雪景色を見ながら。
COSMONAUTは初めて付き合った人もいて、でも色々な事で悩んで、これを聴きながら沢山たくさん泣いた時でもあるんだ。
COSMONAUTってなんて優しいアルバムだろうって思う。
最初のイントロから引き込まれるよね。そっと背中を撫でてもらってる感覚になる。
いつも部屋を真っ暗にして布団にくるまってね、BUMPの音楽と私だけの世界に入り込むの。私だけの宇宙が広がるあの感じだよ。
そんな聴き方をしていたよ。
特に私は「ウェザーリポート」が大好き。
「マンホールはセーフね」こんな事言ってみたいな。
大切な人と歩く雨の日って、いつも当たり前に見てるものさえ特別になる。
そして次の歌詞が私は大好き。
「あなたのその呼吸が あなたの心はどうであれ
確かに続く今日を 悲しい程 愛しく思う」
こんな愛の言葉あるんだね。
誰かを好きになると、「私のことを好きになってほしい」
と願うよね。多くはそうだと思う。
でも、その人が生きていてくれるのであれば、
その人の心が自分に向いてなくても、
その人の心が嬉しいや楽しいばかりでない、
その人の心が悲しく辛いような時であっても、
もう私はあなたが大好きなんですよ
あなたと一緒に生きている今を愛しく思えるんです
だからありがとう
私にはそんな風に聞こえるの。
ただひたすらにその人への感謝と愛がある。
これが本当に人を好きになる事なのかな、て。
素敵だなぁと思ったし、
こんな風になれたらと泣いて、
こんな風に誰かに思われたいと泣いたよ。
「何も言えないのは 何も言わないから」
「あんな事があったのに 笑うから」
この部分も心の奥がギュッとなる。
こうした経験、皆あるんじゃないかな。
でも笑ってくれるあなたは、私の前で笑ってくれる、心配させまいとしてくれるあなたがとっても愛しくなるよね。
間奏もさ、雨がどんどん降ってくるのと、心の中がどんどん気持ち溢れていく高まりみたいなのを感じられて大好きなんだ。
そして最後の
「それを抱きしめた」
「自分で抱きしめた」
これがたまらないよね。
BUMPの歌は皆にとってのそれぞれの意味を持つし、この歌も人それぞれいろんな解釈があると思うんだけど、
私には大切な人を想う歌であると同時に、
そんな大切な人を想う自分の事だって大切なんだよ、って言ってくれてるように感じるの。
だからかなぁ、この歌聴くといつも涙びしょびしょになるよ。横でBUMPが、藤くんの歌声が私の心の隣に居てくれると感じるんだもん。
ウェザーリポート、
とっても好きなんだ。
なんとなくだけど、この歌を聴く時の傘の色はいつも赤色なんだ。あなたは何色に感じる?
また聞いてみたいな。
聞いてくれてありがとう。