山津波
能登地震の後の大雨。
東北大震災の津波の被害を経験して、被災者に言葉をかけられなかった。
がんばれ、がんばりましょう。
と声を、かけられないほどのやり場のない状況だった。
がんばれと言えない悲惨な状況だった。
人が、車が波にのまれる映像を見た時、言葉を失った。
今回の能登も二度の大災害。
避難している仮設住宅の被災者が心が折れた。と言っている。
それも無理ない。
どうすればいいのだろう?!
なにをしてあげられるのだろう?!
なにをさせてもらえますか?!
これは土砂崩れという山津波である。
平地が30%.山林が70%の日本では、避けられない災害なのかもしれない。
しかし、突然来る地震から起こる津波と違い、大雨は予測できる。
それにもかかわらず、救えなかった命。
大災害、自然の前では無力であることを嫌と言うほど思い知らされる。
頑張らなくていいんですよ。
ただただ生きて、生き続けて欲しいと願うばかりである。
海の津波の他に、山津波という言葉を思い出した。
令和6年9月23日。
お彼岸で先祖を考えた日に感じた憤りである。
皆さんはお彼岸で何を感じたのだろうか?!