11 図解のすみわけを考える(インフォグラフィック・思考法・グラレコなど) #図解のつくりかた
図解による「可視化」の効果はいろんな場面で活用されています。たとえばプレゼンで、会議で、思考法として、SNSの情報発信で…などなど。
図解のスキルもさまざまな応用があります。今回、図解の応用イメージを、目的別にマトリクス分類してみました。(どうでしょう)
私の「図解づくり」の目指すのは
私の図解づくりの位置づけ(このマガジン「伝わる 図解のつくりかた」で目指すところ)はマトリクスの黄色部分です。
プレゼンスライドやウェブコンテンツ(eラーニングや記事など)などを作るときに、デザインの素人でもそこそこきれいに他者に伝わるものを作りたいと考えています。
ジャンルの説明
インフォグラフィック
図解のデザイン性をさらに高めたものを「インフォグラフィック(infographic)」といいます(インフォメーション+グラフィックの造語)。多くの人の関心を強くひきながら、説明するための視覚表現です。プロのデザイナーさんがつくってくれます。
フレームワーク思考(図解思考)
ビジネススキルとして知られる、思考・情報・ものごとのしくみを整理する方法です。効率的に・スピーディに思考したり、思考のプロセスを視覚化したり、発想するときに役立ちます。本人だけがわかればよく、相手に伝えるものではありません。
グラフィックレコーディング(グラレコ)
議論を可視化するグラフィックを書く方法です。議論を記録に残して、あとで振り返ることができるので、議論の参加者だけでなく、その場にいない人にも議論の内容を伝えることができます。
グラフィックファシリテーション(ファシグラ)
グラレコと同じく、議論を可視化するグラフィックを書く方法です。グラレコと違い、記録に残すことより、議論そのものを活性化させることに重きがおかれます。
グラレコやファシグラは、組織の課題解決をしたい人や、会議やグループワークでファシリテータを担う人にニーズがあります。講師はデザイナーさんが多い印象です。
おわりに
「図解をしている」人はたくさんいますが、いろんな方向性があるな~と漠然と思っていました。
今回、自分なりに(不完全ながら)マッピングしてみたことで、自分が図解づくりで何をしたいかをあらためて認識できました。
どれもおもしろそうで、本はいろいろ読みました。参考図書を一つずつあげましたが、ほかにもたくさん本は出ています。図解づくりの基本は共通しているので、たいへん参考になります。
これまでの記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?