義務教育のみんな!夢はなに?
昨年01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて81回目です。
最近大学四年生から、
就職について複数相談がありました。
話を聞いていると
共通しているのが、大学で学んだことと、
自分がやりたいことが異なっている点です。
電車の運転手になりたいのに、商学部にいたり
演劇を目指したいのに、社会学部に在籍していて
就職先で何とかなると思っていたようです。
確かに、ある時期まで新卒者に対しOJTといって
仕事をしながら、社内教育を行なう企業が多かったです。
但し、入社時に相応の適性があったり、別な場所で経験がないと
入社後に、とても苦労します。
中学校まで全員同じ時間割で同じ教科を学習するのが
日本の義務教育ですが、
このまま高等教育に進むと、
夢に向かうことができなくなってしまいます。
自分はどんな方向の仕事をしたいのか?
夢は何なのか?将来どうなっていたいのか?
そんなことを考え、
実現させるためにはどんな能力が必要なのかを、
身近にいる大人に相談してみてください。
きっと良い助言が得られます。
夢は、ボヤッっとしているほうがいいようです。
例えば、医者になりたいと言えば目標は一つですが、
病気の人を助けたいと言うと、選択の幅が広がるので
夢が実現しやすくなります。
そうして、その夢に向かうには、
どのような進路を選べばいいのかを見直したうえで、
高等教育を受けるようにすれば
自分に一番あった未来を見つけることができるでしょう。
子どもたちの学習に関与している方々へ
生徒は社会の仕組みを理解してはいません。
なので、「将来の夢は?」と聞くと
「楽して金儲けして、ゲームをして暮らしたい」
なんてことを、言いだします。
楽な仕事は他の人でもできるので、
安く仕事をしてくれる人に依頼するでしょう。
だから、お金儲けはできない!
という単純な経済原理でさえ理解していないままです。
何を身過ぎ世過ぎの技とするのか
どうやって世間を渡り歩くのか
あまりシビアでない範囲でお話をしてください。
それが、ロールモデルとして
大人が生徒に示せる一つだと思います。
皆さんが、
善き手本として、また善き話し相手として
近くで寄り添ってくださることを願っております。
12.OCT.2022.ARAI