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三学期は一学年分の総復習!

 二年前の01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて97 回目です。
 
 学習支援で出会った生徒たちの中から
高校の推薦入学に合格したという声が出始めました。

 入試では、それまでの全学習内容が出題範囲になります。
そういう意味では、
全ての科目の総復習が受験対策の前提です。
でも実際には、学校によって、試験内容に偏りがあるので
ほとんどの受験生は、
過去問題を通し、出題傾向を掴むように努力していると思います。

 それはそれでいいのですが、
問題はその後!
先週も書きましたが、入学は卒業することが目的。

 なので、受験生も、そうでない生徒も 
三学期は、一学年分の総復習をしましょう。

 「もう学習が終わったのに、めんどいなぁ~」
って思うかもしれませんが、
残念ながら、人間は物忘れをします。
 だから、もう一度「忘れてないか?覚えているか」
を確認しましょう。
もしかすると、どこかがうろ覚えだったり、
解らないまま通り過ぎてしまった事があるかもしれません。

 また、公式や公理は覚えているけれど、
どうしてそれが成立したのかは説明できますか?
漢字を正確に書けますか?
英語のイディオムは覚えていますか?
歴史の転換期理由を語れますか?
元素記号を覚えてますか?

 言い出すときりがありませんが、
これらは、次の学習に必要な基礎です。

 同じように、各学年末の生徒は
それぞれが学習した内容を、もう一度読み直しましょう。
新学期が始まると、復習のチャンスが減ります。

 そう考えると、
一学期前半では 前年度の総復習!
一学期後半では 今学期の学習計画を明確に!
二学期では わからない所を克服!
そして
三学期では 一年分の総復習を!
 と継続してゆくことを、是非お勧めします。

保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ 

 学習は、予習→学習→復習の繰り返しで
進めてゆくと、効果的に記憶が進むようです。
 ほとんどの生徒が、
学習の方法を教わらないまま、走っています。
 わかり易く、効果的な学習方法は、
生徒の様子によって異なります。

 一番生徒に近い存在である皆さんは、
しっかりと関係性が成立していると思います。
良い相談相手として、また善き話し相手として
近くで寄り添ってくださることを願っております。

01.FEB.2023.ARAI