進学試験に失敗したら...
二年前の01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて100 回目です。
そろそろ、中学校や高等学校の入学試験の結果が出始める時期ですね。
受験に合格した皆さん。おめでとう。
でも、ここで気を緩めないこと。
それまで学校で習ってきたことは、全部説明できますか?
進学先では、
今まで学習していた内容を全て理解している前提で学習が始まります。
なので、しっかり復習をしておきましょう。
いい結果が出なかった皆さん。
それは、あなたが選んで受験した学校からの
「私達の学校での学習内容についてこれないので、無理しないように」
というサインです。
いくら受験対策の学習をしても、
それだけでは、穴埋めできない知識の量があるし
興味の方向と学校の教育方針のずれがあれば、
入学してから苦労するのは、あなた自身です。
今は、中学校や高等学校は、全入の時代です。
もう一度、
担任の先生や、あなたの事をよく知っている大人に相談しましょう。
ムリせず、楽しい学校生活が送れるところを選んでくれるはずです。
皆さんんは、まだまだ「知識を得る」途上にいます。
ここで諦める必要はないし、絶望することもないのです。
「学習」することは、一生続きます。
今大切なのは、「自分は何をしている時が一番楽しいのか」です。
それさえ見つかれば、
「学習」の目的が見えてきます。
今習っている学校での教科は、自分の未来を作る種です。
ただ、とても細かく分かれてしまっているので、
そうは見えないかもしれません。
「学習」の先で、それらを全部合わせる必要があり、
その時に「知識」としての「学習成果」が必要になってきます。
自分の未来を作るために
もう一度、立ち上がりましょう!
保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ
だれだって、何かを他人から強制されれば反発します。
勉強嫌いな子どもに、無理やり「勉強しなさい!」と言っても
反感を買うだけです。
受験がうまくいかなくなった生徒にとって
「学習」の大切さを経験する良い機会です。
本当はどんな将来像を見据えているのか?
そのためには、どんな「学習」をしてゆくのが適切なのか?
そして、その「学習」に至るためには、何をすべきか?
といったような観点から、再度挑戦する意欲を掻き立ててあげてください。
この時期に、しっかりと、「わからない事」に立ち向かせてください。
それが、進学先突破への近道です。
一番生徒に近い存在である皆さんは、
しっかりと関係性が成立していると思います。
良い相談相手として、また善き話し相手として
近くで寄り添ってくださることを願っております。
22.FEB.2023.ARAI