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不登校の生徒との一年半


 2021年01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて155回目になりました。
 また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて152回目です。
 昨年6月7日「不登校の生徒との一年」を掲載して半年。
 生徒はしっかり自立を始めました。

 先々週は、学習会に来て「大富豪やろう!」と言い、
教室のあっちこっちで、トランプを探していました。
で、何気なく「高校受かった」だって!!。
東京・中野にある全日制の高校でデザインコースがあり、
「イラストを描いていたい」と言っていた本人にピッタリ。
どうやって学校決めたのか聞いてみたら、
「北海道から沖縄まで良さそうな学校を探し、担任の先生と相談した」
そうで、まあ、よかった!よかった!

先週は、あんなに嫌がっていたのに「今日は一日中学校にいたよ」
と友達の生徒が報告してくれ、「でも今日は来ないって」
とおまけの報告も。

そして今週、「今日は一日中学校にいて、学年末試験受けてた」
登校拒否で人間関係へのなじみが少ない分、
一番問題視していたソーシャルスキルが身についてきた様子。

あとは、高校で中学とは異なる単位制学習に馴染んでくれればと
願うばかりです。

保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ 

 不登校を体験した生徒にとって、
人間関係を成立させることがまず大問題。
夢を叶えることは、その次です。

 一番生徒に近い存在で、関係性が成立している皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
具体的な手段を見つけやすい立場にいます。

良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。

29.FEB.2024.ARAI