テストが終わったら
2021年01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて121回目になりました。
また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて118回目です。
小学校でも中学校でも同じですが
テストが終わったら、必ず振り返りと解き直しをしましょう。
というのは、テストの結果を見ると、
今まで学習した事柄がどれだけ定着しているかわかります。
つまり、正解ができなかった部分は、
「わからない」ということになり、定着しなかった事柄です。
解答を振り返り、その部分を解き直すと
どうしてなのかがしっかり理解できるでしょう。
前回の投稿で、短期記憶と長期記憶の話を書きましたが
こうすることで、短期記憶であった内容が
長期記憶として定着しやすくなります。
ところで、
学校の授業でも、工夫次第で長期記憶へ移行を促す方法があります。
まず「今自分が何がわからないか」をはっきりさせること。
授業中に「わからないこと」の説明をしっかりメモすること。
家に帰ってから、そのメモをまとめること。
更に、週末と月末に教科書とノートを見直して
「わからないこと」を友達に説明できるか確認しましょう。
これだけで、「わからないこと」を五回なぞることになります。
やってみてください。
★保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ
テストが終わり、結果が帰ってくると保護者は
「どうだった?いい点数取れた?」
と聞くことが多いですが、
学習上は「何がわからなかった?」のほうが大切です。
そして、一緒になってわからなかった点を復習して
理解を深めることが、学習を進めるうえでは重要になります。
一番生徒に近い存在で、関係性が成立している皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
具体的な手段を見つけやすい立場にいます。
良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。
28.JUNE.2023.ARAI