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文字は読めるように書こう!

 小中学生への学習支援で得た知見を基に

色々書き始めて181回目になりました。

 また、2021年03月15日から

毎週連続投稿を始めて178回目です。

 最近の学習支援でよく見かけるのは、
文字が読めない!書けない!生徒が増えているということ。
 いやいや、別に私が老眼になったからじゃなくって
自分流に崩してしまう生徒が増えている。

 そういう生徒に聞くと
「だって、きちんと書くのは面倒」
「いっぱい問題があるのに、きちんと書く時間がもったいない」
「読めればいいじゃん」

おいおい!文字って一体何のためにあるんだろうね?

みんなが使っている言葉って、
その場にいないと、聞けないし、聞いても忘れちゃう。
そこで、その場にいなくてもわかり
間違えなく内容を伝えられる記号が発明されたんだ。
つまり文字は、自分がわかればいいんじゃなくって、
他の人に、
その文字が意味する内容を正確に伝えることが役割なんだ。

だから、みんながわかるような標準的な形がある。
言葉を表す記号も数字も同じで、
それを無視すると、意味が伝わらない。

だから、積極的にわかりやすい文字を使いましょう。

特に、テストでは、読めない文字で解答を書くと
正解でも、✖︎がついてしまうよ。

保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ

 夏休みが終わりに近づいて、
「やべっ!宿題済んでない!」
となった生徒は、何がなんでも全部やり切ろうとします。

 そこで始まるのは、解答例を丸写し。
これは、本来の夏休みの宿題の持っている理由を壊します。
 教える側が、知識の定着を願い、
学習内容を忘れないように出していますが、
自分が何をわからなかったのかを理解することができません。

 また、ともかくやり切ればいいとばかり、
投げやりな内容や、読めない文字を書き始めます。
 文字の持つ本来の意味をしっかり理解してもらい、
意思伝達機能を発揮させるためには、
どうしたらいいのかを話し合ってください。

 生徒に一番近い存在で、
生徒との関係性が成立している皆さんは
生徒の嗜好や、
どんなことに興味を持ちやすいかとかの
具体的な事例や手段・方法を見つけやすい立場にいます。
 
 良い相談相手として、また善き話し相手として
生徒の身近にいてくださることを、願っております。

25.AUG.2024.ARAI