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中間試験はどうだった?
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて167回目になりました。
また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて164回目です。
今回は中学生に向けた文章です。
やれやれ新学期が始まったと思っていたら、
そろそろ中間試験の時期。
学習の進み方はどうかな?
テストの結果で新しい学習が始まってからの学習が、
どんな様子で進んでいるのかが、ハッキリわかる。
たいていの家庭では、テストが終わると
「どうだった? いい点取れた?」って聞いてくるけど、
実は、正解できた部分は、まあ理解しているので
学習上はあんまり気にしなくっていいんだ。
むしろ、テストで大切なのは、
何がわからなかったかなんだ。
わからなかった理由はなんだろう?
設問を理解できなかったのか?
理解できても、答えが思い出せなかったのか?
思い出したけど、あやふやな記憶で、できなかったのか?
そもそも、学習方法は間違っていなかったのか?
テストの結果から、色々な反省点が見えてくるけど、
いずれにせよ、「わからない」ということだよね?
普段学習しているはずなのに、
なぜ「わからない」のだろう?
ここで大切なことは、
「人間は、物忘れする」ということ。
だから、学習内容だって、ほっておけば忘れてゆく。
学習は、予習→授業学習→復習 で完結するけど、
こうした流れに沿っていても「忘れてしまう」
脳科学の研究によれば、
記憶には短期記憶と長期記憶があるらしい。
学習のような新しい刺激があると
まず短期記憶として脳内に導かれる。
短期記憶というのは、数秒から数分しか記憶できない。
それを、長期記憶に変換して蓄積できれば
何かのきっかけさえあれば、思い出せる。
ではどうやって、長期記憶にするのかというと
忘れそうになった時期を目掛けて、
何度も復習するのが一番!
具体的には、
学習後2〜3日目にもう一度復習するのが効果的。
ということは、時間割を見てごらん。
一週間のなかで、同じ教科があるでしょう。
その前日に、前回の学習内容を復習し直すこと。
また、週末に、一週間分を再度読み直す。
同じようにして、二週間目には、先週の内容も含めて読み直す。
三週間目、四週間目も同じ。
こうやって、何度も復習していると、
無理なく覚えられる。
但し、学校の授業が終わった段階で、「???」だと
学習内容を理解していないということなので、
最初に復習した段階で、
「???」の部分は、先生に質問してみよう。
先生以外にも、周りにいる大人や、図書館なんかが役立つ。
そして、自分なりの学習方法を見つけることも大切。
「学習するぞ!」っていう気持ちは、ほっておいても出てこない。
そこで、お勧めの学習方法の考え方を8つ!
①学習する目的をハッキリさせること。
②ざっくりした計画を立てて、小さなステップで進めること。
③好きな科目から始めること。
④成果を可視化すること。
⑤学習しやすいように、環境を変えること。
⑥ライバルや友達を見つけること。
⑦適度な休憩を入れること。
⑧息抜きをすること。
例えば、可視化するといえば、まとめのノートを作るのに
漫画で描いた生徒がいました。よくできてた。
自分なりに、楽しめるようにすると、飽きない!
息抜きで、ゲームをやるのはいいけれど、
それ以上に深入りはしないようにネ。
★保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ
実は、学校では「学習」の仕方は教えてくれません。
でも、生徒は予習と復習をしている前提で、授業展開します。
なので、なぜ授業についてゆけないのか?
その理由を気づきにくいのです。
学習の方法論や、実際の学習方法を体験しているのは
皆さんです。
一番生徒に近い存在で、関係性が成立している皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
具体的な手段を見つけやすい立場にいます。
良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。
16.MAY.2027.ARAI