見出し画像

夏休み自由研究は楽しさいっぱい

 小中学生への学習支援で得た知見を基に

色々書き始めて176回目になりました。

 また、2021年03月15日から

毎週連続投稿を始めて173回目です。

先日の学習支援でこんな場面がありました。

学習支援で使っている施設には公営図書館が入っています。
ご存知かもせれませんが、
たいていの図書館では月に一度蔵書整理をし
その際、あまり貸し出しがなかったり、
古くなった図書を区民に無償配布しています。

最近は、夏休みを意識して楽しそうな本が出てきていました。
その中に「中学生の自由研究」という本があり、
学習支援の場に持ち込んでみると、
一人の生徒が目を輝かせて読み始めました。
「えっ?理科の勉強って難しそうだったけど、
こんなことができるんだ!」
それは、10円玉の表面を綺麗にする実験でした。
10円玉は、銅製なので空中の酸素と結びつき、
表面が黒くなります。
そこに家庭にあるいろいろなものを塗って変化を試すという実験です。
これは、酸化と還元の実験でもあり、
手軽に酸素の働きを実体験できます。

以下、保護者からのお便りを抜粋。
「10円玉の変化の実験を行い、レポートにまとめていました。
表面がまだら模様になってしまったので、
翌日一番反応のあった焼肉のタレを全体に漬け
色を均一にしました。(笑)
楽しみながら学ぶ機会となっており、
とてもありがたく思います。」

夏休みは、学校とは切り離された学習の良い機会です。

★保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ 

 正直言って、学校での学習に面白さを見つけるのは至難の業です。
そこで夏休み!

ぜひ、普段「??」と思っている出来事を研究してみましょう。
研究題材を、どうやって普段の学習に結び付けるのかは
皆さん次第。

 一番生徒に近い存在で、関係性が成立している皆さんは、
生徒の嗜好や、どんなことに興味を持ちやすいかとか、
具体的な手段を見つけやすい立場にいます。

 良い相談相手として、また善き話し相手として
身近にいてくださることを願っております。

20.JUL.2024.ARAI