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学習方法を考えよう


 小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて185回目になりました。
 また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて182回目です。

 二学期が始まってほぼ一か月。
 一学期の学習内容は、しっかり覚えてるかな?
 
 応用問題が解けるかなか?
 学習で出てきた言葉の意味を説明できるかな?
 英語のスペルや数学の公式を正しく言えるかな?
 社会科で習った内容を時系列に沿って説明できるかな?
 理科で出てきた現象の理由を説明できるかな?
 国語の漢字は、書けるかな?
 友達や保護者に、覚えた内容を説明できるかな?

 一学期の間は、半分位が前学年の総復習。
なので、実はあまり新しい学習内容は始まっていない。
 そろそろ本格的に新しい学習内容が始まる。
 言ってみれば、
前学年の学習内容が理解されていれば、なんとかなる。
 でもここからはそうはいかない。
 なので、学習への取り組み方を
考えてみる、いい機会。

 今のままの時間の使い方で、学習を理解できている?
 今のままの学習方法で理解できている?

 特に多いのは、
学習に必要な
教科書やワークブック・ノートを学校に置きっぱなし!


 学校での授業は、こうしたものを使って組み立てられている。
ということは、学校に置いたままだと
家に帰って学習をし直そうとしても、手掛かりがない。
 そこで、家では宿題くらいになってしまう。
宿題は、その日の学習を振り返って、
もう一度覚え直すのが目的。
なので、わからない事は、その場で解決する必要がある。
そのために、教科書やワークブック・ノートはいつも手元に必要。

 次に、部活や塾・習い事と家庭学習の時間配分。
以外にできていないことが多い。
 特に低学年ほど遊びの時間が増えるし、
高学年になると、部活の時間が増える。
 どう折り合いをつけるのかは自分次第。
ただ言えるのは、学習は毎日の積み重ね。
 しかも、記憶はあっという間に薄れてゆく。
そこで、学習内容の繰り返しが必要になってくる。
復習だね。

 一方で、学習を効率的に進めるためには、
「今何がわかっていないのか」を知っておくこと。
 そのために、前の日に教科書を一読しておくことが効果的。
「わかっていない事」にアンダーラインをひいておく。
それだけで、授業を聞いてわかることが増える。
予習になる。

 こうした学習方法を、一週間単位で繰り返せば、
確実に学習効果は上がってゆく。

 一度自分の日常生活を書きだしてごらん。
そのうえで、再考することを是非やってほしい。

 あ”っ!「遊び」は学習のご褒美として考えること。
そうすれば、保護者の方もあまりうるさくないはず。

 学習は、習っている教科を飛び越えてつながっています。
 もう一度、一学期の学習内容を総復習しましょう。

★保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ

 学習は積み重ねです。
 そのため、何かがわからないままだと
先になって、躓きが待っています。

 新しい学期が始まった今は、
復習に良い機会です。

 生徒に一番近い存在で、
生徒との関係船が成立している皆さんは
生徒の嗜好や、
どんなことに興味を持ちやすいかとかの
具体的な事例や、手段・方法を見つけやすい立場にいます。

 良い相談相手として、また善き話し相手として
生徒の身近にいてくださることを、願っております。

24.SEP.2024.ARAI