「なぜ/どうして?」を知る学習を!
2021年01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて109回目になりました。
また、2021年03月15日から
毎週連続投稿を始めて106回目です。
先週こんな事がありました。
18年位お付き合いをしている地域雑誌の編集会議で、こんな発言が、
「この雑誌を作っている組織の名前に特定非営利活動法人とありますが,
言いにくいし、みんなNPOと言っているので変えませんか?」
これは、 これは、一見最もな提案のようですが、
問題点があることに気がついていません。
①法律上は「特定非営利活動法人」というのが正式。
➁「みんな」と言っているけど、いったい誰の事を指しているのか不明。
③自分の立場からの提案で、それで有利になるのは自分だけ。
④更に悪いことに、「NPO」は何の略称なのかを聞いてみたら知らない。
で、どうなったのかというと、提案は却下。
大人でも、このように正確な事を知らないまま話をする人が多くいます。
学校での「学習」は、
そうならないよう「なぜ?」「どうして?」を知るよう考えられています。
しかし、ほとんどの場合「学習」内容は、
初めて知る内容のように思えるので、理解しにくいと思います。
「学習」は積み重ねです。
その意味で、今解らない事は一つ前に戻ると理解の手助けがあります。
前の学年で習ったことを復習してみましょう。
そして、今年度は「なぜ?」「どうして?」を知る学習を進めましょう。
保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ
「学習」は継続して初めて効果が出ます。
そのため「学習嫌い」や「登校拒否」が始まると連携が断ち切られるので、
なかなか、元に戻りにくいです。
そういう状況にある生徒は、それなりの言い訳をしてきますが、
自己擁護でしかありません。
だからと言って、こうした正論から対応しても効果はありません。
一番生徒に近い存在で、関係性が成立している皆さんは、
生徒に対し、丁寧に「学習」の本質から、
「なぜ?」「どうして?」を解説できる立場にあります。
良い相談相手として、また善き話し相手として
近くで寄り添ってくださることを願っております。
06.APR.2023.ARAI