50代でも諦めない!マラソン挑戦記 8月の記録
マラソンへの再挑戦
2020年のコロナ禍以降、しばらく途絶えていたマラソンへの挑戦。おととし久しぶりに、練習しなくてもなんとかなるだろうとたかを括って神戸マラソンに出場するも、20キロ地点で脚が売り切れ、その後はほとんど歩いて4時間近くかかってゴールするという悲惨な結果となってしまいました。
そこで、今年50歳という節目を迎えるにあたり、再び自己ベスト更新(3時間18分32秒 2020年別府大分毎日マラソン)を目指すことを決意しました。私のマラソン人生に再び火をつけたのは、やはり「挑戦すること」の楽しさと、自分自身の限界に挑む感覚です。今まで培ってきた経験を活かしつつ、年齢に応じた練習と調整が必要となります。
またトライアスロンのロングディスタンスの練習の傍らマラソンにも取り組むため、ランニング以外にもバイクやスイムの練習も並行しておこなっていきます。
8月の練習テーマ
8月のトレーニングでは、「不整地でのロング走」と「400mインターバルトレーニング」をメインテーマに据えました。これらは、50代に適したトレーニング内容として選びました。
1. 不整地でのロング走
長い距離を走るだけではなく、不整地を選んだ理由は、脚への負担を軽減しつつ、バランス感覚や全身の筋力を鍛えるためです。アスファルトの硬い路面を長時間走ることは、年齢とともに関節や筋肉への負担が大きくなります。しかし、土や砂利、芝生などの不整地は、柔らかくて脚に優しいだけでなく、微妙に変わる路面に対応するため、足元の感覚を養うことができます。そして何よりも酷暑の季節に木陰の中を走ることで安全に長時間の練習を行うことができるというのも大きなメリットでした。
この月、毎週末に20キロ以上の不整地ランを取り入れました。最初は思った以上に筋肉の疲労がありましたが、徐々に足首やふくらはぎの安定感が増していくのを実感しています。特に、アスファルト上でのランニングと比較して、筋肉の使い方が全く異なり、走り終わった後の疲労感も独特です。
2. 400mインターバルトレーニング
インターバルトレーニングはスピード強化に欠かせないメニューですが、心肺機能を鍛えるだけでなく、筋肉の瞬発力や走る際の効率性を高める効果があります。50代に入ると、自然とスピードが落ちてしまうため、意識してスピード練習を取り入れることが重要です。
特に400mのインターバルを選んだ理由は、適度な距離でありながらスピードを維持でき、回復も適度に行える点です。この距離でしっかりと全力を出し切ることで、長距離走の中でもスピードの持続力を引き上げることができます。
私は週に1回、400m×10本のインターバルを実施し、各インターバルの間には2分の休憩を挟んでいます。最初はペースを上げるのが辛かったものの、数週間続けるうちにスピードを維持できるようになり、以前よりも余裕を持って走れるようになりました。
8月を終えて
50代という年齢での挑戦は、若い頃とは違う戦略が求められます。無理をせず、体と相談しながら自分の限界に挑むことが大切だと改めて感じました。また最高気温が体温よりも高い日もあるなど8月のトレーニングは暑さとの闘いでもあります。そんな中で、インドアバイク(ZWIFT)を中心にバイクの練習で心肺機能の維持向上を図ったほか、近年やっていなかったインターバルで短時間での筋力の向上を目指しました。
次の月は、これらのトレーニングをさらに発展させ、ペース走やスピード持久力を強化していく予定です。50代でもまだまだ進化できる、そう感じさせてくれる8月のトレーニングでした。
これからも自己ベストを目指して、走り続けます。