Coyoriレストラン直前!「名物シェフ」の実態に迫るべく、青森へ行ってきました
こんにちは。
今年度のCoyoriレストランイベントの企画担当をしております小川です。
先日11/9(土)にCoyoriレストランの東京開催を終え、お客様に楽しんでいただけたことにほっとしているのもつかの間、現在は23日(土)の福岡開催に向けて絶賛準備中です。
本日はそんなCoyoriレストランの名物シェフ山﨑さんのご紹介をさせていただきたく筆をとりました。
その前に・・・
初めましての方がほとんどだと思いますので、まずは軽く自己紹介をさせていただきます。
私とCoyoriとの出会い
私は東京出身の新卒入社2年目で、Coyoriで働きたいと思ったきっかけは<日本の自然や品質の良さを広めたい!>という想いからでした。
幼少期から、父親が家庭菜園をして無農薬の野菜を食べて育ったため、無意識に体に良い素材を選ぶようになり、Coyoriのブランドコンセプトに興味持ちました。
また、父親の転勤でカザフスタンに3年間住んだ経験があり、そこで改めて日本の技術や品質の高さを実感しました。
「日本人にはもっとそのことに気付いて誇りを持ってほしい!」
と感じ、現在はお客様担当とPR担当として、国産の自然素材を使用したCoyoriを日本中に広めるために活動しています。
さて、冒頭でご紹介したCoyoriレストランとは、そんなCoyori化粧品に使用している自然素材を使った料理を召し上がっていただくイベントのことです。
今年で9年目の人気No.1イベント。そんな大人気イベントを私が担当することになり、不安はありつつも、お客様に喜んでいただける企画にするため半年間かけて取り組んできました。
「毎年山﨑シェフにお願いしているのはなぜだろう?」「シェフのことを知らずしてイベントの企画は進められない!」ということで、丸一日かけて、青森県にいる山﨑シェフの食に向き合う姿勢に触れてきました。
山﨑シェフを訪ねて
今年7月、Coyoriレストランで毎年料理を手掛けていただいている山﨑隆シェフを訪ねて青森県弘前市へ足を運びました。
「と、遠い…!」
新幹線と在来線を乗り継いで、その後タクシーに乗って計4時間ほど。
山﨑シェフとCoyoriは、ブランド創業当時からの長い付き合いですが、私はほとんど初対面。美味しいお料理への期待が膨らむ中、移動時間は、山﨑シェフのブログを読んで予習していました。
「子供たちのバッグに入っているのはペットボトルのジュース。その裏には添加物がたくさん。こんなに当たり前になっている。」
「出張先で食事を摂るのはほんとに大変。あの食堂で食べた、北海道産帆立の天ぷら。まではよかったのですが、天ぷらの衣は、北海道産ではないかも…。あのご飯も大丈夫だったのかなあ、と考える。」
こんなにも素材の安全性への追求している方なんだなぁ…と、少し緊張しながら道中を過ごしていました。
体にいいものしか使わない、シェフの手料理
着いたのはレストラン山﨑がある弘前駅。
駅からタクシーに乗り、10分ほどでレストランに着きました。
25周年のお祝いの花束をお渡しした後、さっそく山﨑シェフの料理をいただくことに。
シェフならではの逸品といえば、世界で初めて無農薬りんごの栽培を成功させたことで有名な木村秋則さんの“奇跡のりんご”を使用したお料理。
メニューを見るなり、迷わず「奇跡のりんごのコース」を選びました。
コース料理には全て奇跡のりんごを使用しているとのこと。
(奇跡のりんごの詳細はこちら)
http://www.r-yamazaki.com/?mode=f9
順番に出てくる料理は、一口食べるごとに「う~ん、美味しい!」と言ってしまうほど優しくてとても美味しいお味でした。
冷製でさっぱりとしつつもまろやかで、幸せに包まれるように甘酸っぱいりんごのスープ。
りんごの風味を感じるソースがかかったお肉料理も、お皿を動かすだけでぷるんと揺れるほど柔らかく、とろける食感でした。
シェフの料理は本当においしく、全て無農薬の自然素材を使っていることを思うと、体にいいことをしている、ご褒美をあげているような感覚で心まで癒されていくのを感じました。
シェフのブログより
19歳の頃、フランスで修行した影響は大きい。地元の川でとった魚を使ったり、農家から直接野菜を買ってきたりして、その店独自のスペシャリティをつくる。そういうのを見て、やっぱり僕がやりたいのは、地域ならではの良い食材を使ったスペシャリティだと思った。まだ自然栽培を理解している料理人は少ない。僕は星をとるよりも、「生産者が一番、料理人が二番」でいいと思っている。
木村さんの奇跡のりんご畑
フレンチコースを食べ終えると「木村さんの畑にご案内しますよ。」と車に乗せていただきました。突然のことで驚きと感動で胸がいっぱいに。
街中を車で移動していると、生い茂っているりんごの木がたくさん。
そんな光景に、青森県に来ているんだ!という実感が湧きました。笑
畑につくと、想像していたよりも背が低く、小さくてほんのり赤く色づき始めているかわいらしいりんごの木がたくさんありました。
「りんごを栽培する際には、年間10回以上農薬の散布が行われていたんだよ。けれども、奥様が農薬にアレルギーがあり、散布の度に過剰反応してしまっていたらしい。そのため無農薬栽培に挑戦したけど、日本の温帯湿潤な気候で無農薬で育てることは従来の農家から不可能とされていて、本当に苦労していたんだ。10年近くかけてようやく成功させたのが木村さんだから、本当に尊敬している。」
そういってシェフは木村さんの紹介をしてくださいました。
木村さんは、山﨑シェフの古くからのご友人で、木村さんからとても影響を受け、食への安全性をさらに意識するようになったそうです。
▲以前訪れた際の木村さん、Coyori ブランドマネージャーの川上、山﨑シェフ。
「虫除けとなる農薬の代わりに、いろいろな調味料で試してみた結果、酢を撒いているから実も皮も種も全て安心して食べられる。地面に生い茂っている雑草が珍しいでしょう?土にある水分が蒸発しないように守ってくれているんだよ。」
まるで、潤いが大切なお肌のお手入れと同じだ…!と感動しました。
シェフ:
木村さんは今体調を崩していて、りんごの世話をできる人がいないんだよ。
小川:
お弟子さんとかが手伝ったりしないんですか?
シェフ:
他の人にはできないらしい。りんごと心が通じ合っていないから木村さんが触らせないんだ。
その日一番印象に残った言葉でした。
毎日、長年リンゴを見てきた生産者だからこそ感じられる植物の息遣いがあるからこそおいしい野菜が取れるのかなと、感じました。
青森訪問で感じたこと
今回私が青森に行き、山﨑シェフの素材を第一に考えるお料理と、無農薬でりんごを育てる難しさと努力に触れ、ただ手っ取り早く美味しく満腹になればいいわけではなく、「より安全な食材で自分の大切な体を作り上げる」という価値観に触れた貴重な経験となりました。
作り手の想いが伝わるように、一生懸命準備を進めておりますので、
皆さまのご参加、心よりお待ちしております!
▼応募フォーム【21日(木)まで】
https://questant.jp/q/1911event
Coyoriレストラン担当 小川
【後日談】
どうしても家族に味わってほしい、そして私と同じように感じてもらいたいと思い、冷凍の奇跡のりんごのスープを家族分購入しました。(とても重くて帰り道に肩が壊れかけましたが…笑)
後日、家族でテーブルを囲んで飲むと、
「こんなに美味しいスープ飲んだことない。」
「甘くてクリーミーで、まるでデザートみたい。」
と感激してくれて、頑張って持って帰った甲斐があったな、と幸せを感じたと同時に丹精込めて作られたお料理は多くの人を笑顔にする力があるなと実感しました。
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山﨑シェフ、木村さんについてより詳しく知っていただきたいので
興味のある方はぜひ、下記の記事をご覧ください!
山﨑シェフインタビュー記事
https://www.8dori.org/magazine/vol009/
木村秋則さんインタビュー記事
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1002/interview.html
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