最近の記事
主宰が出演します!!!【The Mellow Suicides『嘘とアリス』2022.10.28(Fri.)~30(Sun.)】
主宰寺原が出演させていただく舞台『嘘とアリス』がまもなく開幕します! 今作はルイス・キャロル原作の『不思議の国のアリス』を、The Mellow Suicides共同代表の畑中研人さんが翻案して脚本・演出、そして出演もするシアトリカル・アルバム。 The Mellow Suicides共同代表のtacatoさんも出演・演奏しますし、COoMOoNO主宰の伊集院もと子さんや俳優・松本優美さんも出演し、さらにはkillmilkyの小森まなこさんが出演・出演する超・ゼイタク空間。
マガジン
記事
【第50回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.5.24開催】「蝶も確かにいる、リチャードもいる、という異次元の不可解な混淆が見えたときに「世界」を感じて心動かされるんだ」
最近は、前年度のように毎週通し稽古を行なっていくのではなく、ウォークなどの基本動作の訓練を通して作品のクオリティーを高めていくような稽古の仕方をしています。 今回は、ウォークの訓練のときの先生の指摘を主にとりあげていきたいと思います。 ──────────────── 先生(意訳) 「ウォークができていない。寺原はいつも鏡で自分の姿を逐一見てしまっているから、頭部から演技を統括する意識が抜けず、固まっている。それだと「人が歩いている」とは見えない。 鏡を見るとき(稽古場に
【第42回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.3.22開催】具体的実際的な環境に身を置いたと設定し、そこで起こる生理反応を演技に活かしていく。全編アドリブに見えることが目標です。
3.15、試演会を無事終了いたしました。 当日、5名の方が観に来てくださいました。ありがとうございます。 ───────────── <ふりかえり> 稽古時の課題がそのまま舞台に載った。 寺原に関しては、観てくださった方から指摘もありましたが、「自身と作品との距離が取れていない」。具体的には、観客視点に立ったときに不必要と感じられる「間」が多い。キャラクターの心情の間ではなく、演者の間になっている。結果、演者の思考ばかりが見え、作品がつまらない、死んだものになってしまう
【第38回 ミーム演劇教室 2022.2.22開催 稽古日誌(ではなく)[3/15 『The Holy Man』試演会告知!!]】
<概要!!> 3/15(火)、15:00~17:00、いつものスタジオ(新宿ダン⭐︎スタ3 東京都新宿区西新宿7丁目13-7 タカラビル3F)にて、試演会を行います! 公演ではないので、普段の教室の料金設定以外にチケット代などは設けません。 (普段の教室の料金設定:受講─1,500円/回、見学─2回目まで無料・3回目から1,000円/回(学生はいずれも無料))(当日、受講は出来ませんので、見学の料金設定が適用されます) 演目は、昨年来ずっと稽古してきた『The Holy
言葉の乖離性と虚偽性に関して、ここで暴露するということを、リチャード三世という器を借りて、人間の心の真情を吐露することが目的【第37回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.2.15開催①[私へのアドバイス編]】
今回2回記事出します! 先生から私へのアドバイス編と、もう一人の受講生へのアドバイス編。まずは私へのアドバイス編です。 『The Holy Man』、後半部で台詞を遣うのですが、先生のオーダーは、「行為と言葉が全く異なるものを示す」、というもの。 具体的に、行為としては「蝶々を見つけて捕まえて喜ぶが、思わず蝶々を掴む力が強すぎて殺してしまう」。 しかし台詞は全く違う、リチャード三世の、戦死したボズワースの戦場に行く直前の神に祈る台詞を、英語と織り交ぜながら構築し直したもの。
新しい視点で、演技というのと演劇というものを捉えて、古典を違うところに浄化していくという作品になる。【第36回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.2.8開催】
最近ずっと、TBSラジオ「問わず語りの神田伯山」を聴いています。講談師の神田伯山さんがMCを務めるこの番組。毎回爆笑させられます。語りが上手くて内容に聴き入っちゃうので、ラジオなのにながら聴きが出来ないのが玉に瑕ですが、とても面白いので皆さんも是非聴いてみてください。 https://www.tbsradio.jp/edo/ ←TBSラジオのサイトに飛びます。 *** さて、今回はダメ出しもありましたが、ダメ出しより内容への示唆の多いアドバイスをいただきました。今作ってい
ただ人間自身の、本質的なものの、生の、生きる姿と生体そのものを、そこにあらねばならぬ・なくてはいけない形で、表すことができる、アーティスティックなものって言ったら、「演劇」なんだよね。 【第34回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.1.25開催】
<はじめに [先生曰く、「演者は四歳児の友たれ」]> 「演技」を考えたときに、「演技力」「演技術」と言われますが、その場合の「力」「術」、あるいは「技術」とは何か。 基準はどこにあるかというと、「観客」です。観客の無意識的な感覚=生理感覚に則った人間観=「生活感覚」において、どこまでその感覚に信頼してもらえる振る舞い方・立ち方・居方ができるか。そのための方法、「こだわり」が、「技術」でしょう。 だから先生はミーム演者の心得として、「四歳児の友たれ」と言います。変に芝居を見慣
生理感覚は、決め事をしっかり決めて、本番でそれを全部捨てたときに、ようやく見えてくる。【第33回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.1.18開催】
今回は、技術的なアドバイスの多い回でした。色々細かなシーン構成についても言及されていましたが、大きくは「生理反応」、特に今回は「呼吸」のことでした。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「呼吸管理、無意識のうちにしてるでしょ。無意識に、吸ったときには、意識を拡げようとしているし、吐いた時には、意識は既に開いている。 その違いだよね、人間の。それが生理だ。生理的な呼吸のコントロールだ。その生理的な呼吸のコントロールが、ミームの中で、全て、(動作と)シンクロして行かなくちゃいけない。そのた