小屋+kop

演劇を行う表現団体。より豊かなものを目指して活動を行う。主宰・寺原航苹 ロゴ:もくらりさ

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演劇を行う表現団体。より豊かなものを目指して活動を行う。主宰・寺原航苹 ロゴ:もくらりさ

マガジン

  • 外部への出演情報など!!!

    小屋+kopの関係者(現在は寺原のみですが...泣)が、外部団体の作品に関わらせていただくときに情報を発信します。ぜひご注目ください!

  • ミーム演劇教室 稽古日誌

    「ミーム演劇教室」(毎週火曜開催)の「稽古日誌」です。先生の発言や寺原が感じたことを発信します。 週1回更新。 パフォーマー他、「表現」に関わる方に特に読んでほしい!!

最近の記事

【公演情報!!!】「海」をテーマに創作した作品を2本立て(内1本作演出)で上演します。

今回、演劇作品の上演なのですが、それはおいおいじっくり宣伝していくとして、ぜひ知ってほしい見どころが2つ。 ・小田みらいさんの音楽! 今回の『ウミウミ』、2本立ての公演ですが、本編を貫く存在として音楽担当(生演奏!)に、お世話になっているCOoMOoNOさんで出会った小田みらいさんをお迎えしております! たくさん弾いたり歌ったりしていただきます! ・『ユキムシと笑み』の展示! 宣伝ポストカードの表紙の絵は、大学生でありながら活躍されている芹澤美咲さんにお願いし、描いていた

    • 「ミーム演劇教室」終了のお知らせ

      この度、小屋+kopが主催しておりました「ミーム演劇教室」を終了することにいたしました。 教室に足を運んでくださった方、応援してくださった方、記事を読んでくださった方、皆様に篤く御礼申し上げます。 教室は終了いたしますが、演技の質向上のための実践と勉強は小屋+kopにて形を変えて継続していく所存です。何か新しく決まりましたらお知らせいたしますので、そのときは応援してくださると幸いです。 今後とも小屋+kopをご贔屓のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 小屋+kop

      • 終演報告!!【The Mellow Suicides『嘘とアリス』2022.10.28(Fri.)~30(Sun.)】

        遅くなりましたが、主宰寺原が出演させていただいていた公演、The Mellow Suicides『嘘とアリス』は無事終演いたしました! 観に来てくださった方、ご検討いただいた方、ありがとうございました🙇 The Mellow Suicidesのtacatoさんや研人さんをはじめ、ゲスト出演の小森さんやゆーみんさん、もこさん、みなさんバチバチにかっこ良くてかわいくて……。稽古場も含めて、すごい贅沢な時間を過ごさせていただきました。本当にお誘いいただいてありがとうございました。

        • 主宰が出演します!!!【The Mellow Suicides『嘘とアリス』2022.10.28(Fri.)~30(Sun.)】

          主宰寺原が出演させていただく舞台『嘘とアリス』がまもなく開幕します! 今作はルイス・キャロル原作の『不思議の国のアリス』を、The Mellow Suicides共同代表の畑中研人さんが翻案して脚本・演出、そして出演もするシアトリカル・アルバム。 The Mellow Suicides共同代表のtacatoさんも出演・演奏しますし、COoMOoNO主宰の伊集院もと子さんや俳優・松本優美さんも出演し、さらにはkillmilkyの小森まなこさんが出演・出演する超・ゼイタク空間。

        • 【公演情報!!!】「海」をテーマに創作した作品を2本立て(内1本作演出)で上演します。

        • 「ミーム演劇教室」終了のお知らせ

        • 終演報告!!【The Mellow Suicides『嘘とアリス』2022.10.28(Fri.)~30(Sun.)】

        • 主宰が出演します!!!【The Mellow Suicides『嘘とアリス』2022.10.28(Fri.)~30(Sun.)】

        マガジン

        • 外部への出演情報など!!!
          5本
        • ミーム演劇教室 稽古日誌
          14本

        記事

          主宰が出演させていただいていた、COoMOoNO『アリアンナ、捜し物を見つけた』終演報告!!!

          先日、COoMOoNO新作公演『アリアンナ、捜し物を見つけた』、終演いたしました。観にきてくださった方、ご検討いただいた方、ありがとうございました。 また近く、COoMOoNOの舞台に何らかの形で関わらせていただくことになっておりますので、そちらもどうぞ、よろしくお願いいたします。 情報が出せるようになりましたら、SNSでお知らせします。 写真:松室隆教 (最後の写真は寺原が撮りました)

          主宰が出演させていただいていた、COoMOoNO『アリアンナ、捜し物を見つけた』終演報告!!!

          主宰が出演します!!!【COoMOoNO新作公演『アリアンナ、捜し物を見つけた』】

          昨年から度々お世話になっている、上演芸術を創作する団体であるCOoMOoNO(https://www.coomoono.com)さんの新作公演に、寺原が出演させていただくことになりました。下に公演詳細を付記しておきますので、ぜひご確認ください! 現在、稽古が着々と進んでおります。 今作は、現在の世界の情勢も感じながら、暗闇から抜け出せないまま今を切実に生きている人々が、自分の「捜し物」を見つけるお話です。 稽古場にいる私としては、救いがないなど当たり前の今、それでも人は生

          主宰が出演します!!!【COoMOoNO新作公演『アリアンナ、捜し物を見つけた』】

          【第55回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.6.28開催】演技が作為的にならないために。

          最近は、内省的な演技から脱するためのアドバイスを多く先生から受けています。 そのときに言われるのが、「前頭葉を開け」「観客にどう見えるかで勝負しろ」。また、今週の教室では、『The Holy Man』の中の台詞の稽古を主にしていたのですが、「母国語である日本語を遣うと、その意味性が心情的なものに陥りやすくなるので、言語を音声として分解(品詞分解、母音と子音の分解を指していると思われます)して、「音」が、偶然にも「言葉」として聞こえてくるように作れ」ということを言われたり、また

          【第55回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.6.28開催】演技が作為的にならないために。

          【第50回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.5.24開催】「蝶も確かにいる、リチャードもいる、という異次元の不可解な混淆が見えたときに「世界」を感じて心動かされるんだ」

          最近は、前年度のように毎週通し稽古を行なっていくのではなく、ウォークなどの基本動作の訓練を通して作品のクオリティーを高めていくような稽古の仕方をしています。 今回は、ウォークの訓練のときの先生の指摘を主にとりあげていきたいと思います。 ──────────────── 先生(意訳) 「ウォークができていない。寺原はいつも鏡で自分の姿を逐一見てしまっているから、頭部から演技を統括する意識が抜けず、固まっている。それだと「人が歩いている」とは見えない。 鏡を見るとき(稽古場に

          【第50回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.5.24開催】「蝶も確かにいる、リチャードもいる、という異次元の不可解な混淆が見えたときに「世界」を感じて心動かされるんだ」

          【第42回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.3.22開催】具体的実際的な環境に身を置いたと設定し、そこで起こる生理反応を演技に活かしていく。全編アドリブに見えることが目標です。

          3.15、試演会を無事終了いたしました。 当日、5名の方が観に来てくださいました。ありがとうございます。 ───────────── <ふりかえり> 稽古時の課題がそのまま舞台に載った。 寺原に関しては、観てくださった方から指摘もありましたが、「自身と作品との距離が取れていない」。具体的には、観客視点に立ったときに不必要と感じられる「間」が多い。キャラクターの心情の間ではなく、演者の間になっている。結果、演者の思考ばかりが見え、作品がつまらない、死んだものになってしまう

          【第42回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.3.22開催】具体的実際的な環境に身を置いたと設定し、そこで起こる生理反応を演技に活かしていく。全編アドリブに見えることが目標です。

          【第38回 ミーム演劇教室 2022.2.22開催 稽古日誌(ではなく)[3/15 『The Holy Man』試演会告知!!]】

          <概要!!> 3/15(火)、15:00~17:00、いつものスタジオ(新宿ダン⭐︎スタ3 東京都新宿区西新宿7丁目13-7 タカラビル3F)にて、試演会を行います! 公演ではないので、普段の教室の料金設定以外にチケット代などは設けません。 (普段の教室の料金設定:受講─1,500円/回、見学─2回目まで無料・3回目から1,000円/回(学生はいずれも無料))(当日、受講は出来ませんので、見学の料金設定が適用されます) 演目は、昨年来ずっと稽古してきた『The Holy

          【第38回 ミーム演劇教室 2022.2.22開催 稽古日誌(ではなく)[3/15 『The Holy Man』試演会告知!!]】

          【第37回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.2.15開催②[もう一人の受講生へのアドバイス編]】

          一昨日に続いて、今週2/15に開催した教室の記事更新です。 前回は、先生の私へのアドバイス編でしたが、今回はもう一人の受講生へのアドバイス編です。 『The Holy Man』は、演者(受講者)に合わせて、モチーフになる人物が異なります。私には、シェイクスピアによって稀代の悪役として描かれた(てしまった)リチャード三世。もう一名の受講者には、女性ということもあり、ジャンヌ・ダルク。 テーマは同じですがアプローチが全く違い、私も教室や彼女の稽古に付き合ったりして、この作品がど

          【第37回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.2.15開催②[もう一人の受講生へのアドバイス編]】

          言葉の乖離性と虚偽性に関して、ここで暴露するということを、リチャード三世という器を借りて、人間の心の真情を吐露することが目的【第37回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.2.15開催①[私へのアドバイス編]】

          今回2回記事出します! 先生から私へのアドバイス編と、もう一人の受講生へのアドバイス編。まずは私へのアドバイス編です。 『The Holy Man』、後半部で台詞を遣うのですが、先生のオーダーは、「行為と言葉が全く異なるものを示す」、というもの。 具体的に、行為としては「蝶々を見つけて捕まえて喜ぶが、思わず蝶々を掴む力が強すぎて殺してしまう」。 しかし台詞は全く違う、リチャード三世の、戦死したボズワースの戦場に行く直前の神に祈る台詞を、英語と織り交ぜながら構築し直したもの。

          言葉の乖離性と虚偽性に関して、ここで暴露するということを、リチャード三世という器を借りて、人間の心の真情を吐露することが目的【第37回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.2.15開催①[私へのアドバイス編]】

          新しい視点で、演技というのと演劇というものを捉えて、古典を違うところに浄化していくという作品になる。【第36回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.2.8開催】

          最近ずっと、TBSラジオ「問わず語りの神田伯山」を聴いています。講談師の神田伯山さんがMCを務めるこの番組。毎回爆笑させられます。語りが上手くて内容に聴き入っちゃうので、ラジオなのにながら聴きが出来ないのが玉に瑕ですが、とても面白いので皆さんも是非聴いてみてください。 https://www.tbsradio.jp/edo/ ←TBSラジオのサイトに飛びます。 *** さて、今回はダメ出しもありましたが、ダメ出しより内容への示唆の多いアドバイスをいただきました。今作ってい

          新しい視点で、演技というのと演劇というものを捉えて、古典を違うところに浄化していくという作品になる。【第36回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.2.8開催】

          ミーム表現で1番大切なのは「手」なんだよ。【第35回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.2.1開催】

          今回、私(寺原)の上演は、最後まで行く前に先生に止められてしまいました。やりながら私も、「視線だとか呼吸だとか、生理感覚を裏切って演技してしまっているな」と感じていました。諸々原因はあるのですが、先生にも、それは伝わってしまったようです。 ──────────────── 先生:管理下の寺原でいたのはどこら辺から? 常に楽しめなくて、管理下の寺原でこれを段取って演じなくちゃいけない状態で進行したっていうのは、いつぐらいから? 寺原:最初からです。 先生:そうなんだよ。

          ミーム表現で1番大切なのは「手」なんだよ。【第35回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.2.1開催】

          ただ人間自身の、本質的なものの、生の、生きる姿と生体そのものを、そこにあらねばならぬ・なくてはいけない形で、表すことができる、アーティスティックなものって言ったら、「演劇」なんだよね。 【第34回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.1.25開催】

          <はじめに [先生曰く、「演者は四歳児の友たれ」]> 「演技」を考えたときに、「演技力」「演技術」と言われますが、その場合の「力」「術」、あるいは「技術」とは何か。 基準はどこにあるかというと、「観客」です。観客の無意識的な感覚=生理感覚に則った人間観=「生活感覚」において、どこまでその感覚に信頼してもらえる振る舞い方・立ち方・居方ができるか。そのための方法、「こだわり」が、「技術」でしょう。 だから先生はミーム演者の心得として、「四歳児の友たれ」と言います。変に芝居を見慣

          ただ人間自身の、本質的なものの、生の、生きる姿と生体そのものを、そこにあらねばならぬ・なくてはいけない形で、表すことができる、アーティスティックなものって言ったら、「演劇」なんだよね。 【第34回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.1.25開催】

          生理感覚は、決め事をしっかり決めて、本番でそれを全部捨てたときに、ようやく見えてくる。【第33回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.1.18開催】

          今回は、技術的なアドバイスの多い回でした。色々細かなシーン構成についても言及されていましたが、大きくは「生理反応」、特に今回は「呼吸」のことでした。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「呼吸管理、無意識のうちにしてるでしょ。無意識に、吸ったときには、意識を拡げようとしているし、吐いた時には、意識は既に開いている。 その違いだよね、人間の。それが生理だ。生理的な呼吸のコントロールだ。その生理的な呼吸のコントロールが、ミームの中で、全て、(動作と)シンクロして行かなくちゃいけない。そのた

          生理感覚は、決め事をしっかり決めて、本番でそれを全部捨てたときに、ようやく見えてくる。【第33回 ミーム演劇教室 稽古日誌 2022.1.18開催】