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今更聞けないマーベル映画【アイアンマン】ネタバレなし解説

マーベル作品は敷居が高い?

シリーズもフェーズ4に入り、長編映画は27本。加えてドラマシリーズが8本とこれから見始めるにはなかなかにハードルが高くなっているMCUシリーズ。
知人と話していると「興味はあるがどれから見ていいかわかんない」とか、「最新作が気になるけど過去作品見てないとわかんないよね?」と言われることが結構多いです。
ズバリいうとマーベル作品はどこから見ても楽しめるようには作られています。でも他の作品を知っているともっと楽しめるのも事実!
ということで各作品をネタバレをできるだけ避けつつ、重要な伏線やシリーズの中での時系列、ぶっちゃけ見た方がいいかなど、わかりやすく解説というか紹介していくことにしました。
マーベル作品に触れる際のお手伝いになれれば嬉しいです。
ということで初回はやっぱりこの作品「アイアンマン」です!!

アメリカの公開日が僕の誕生日

作品情報

  • 公開:2008年

  • 順番:1作目

  • 時系列:3番目(キャプテンマーベルの次)

  • フェーズ:1

  • 上映時間:126分

  • 登場ヒーロー:アイアンマン

  • 監督:ジョン・ファヴロー

  • 見た方がいいレベル:★★★★★

  • 次回作:インクレディブル・ハルク

*順番は映画の公開順、時系列はMCU内の時間経過に沿った順番。いずれも長編映画を対象としておりドラマ作品はカウントしていません。
見た方がいいレベルは後作品への影響を元に主観で5点満点で付けてます。

あらすじ

世界最大の軍需産業会社「スタークインダストリー」の社長、トニースタークは最新ミサイルのプレゼンのために渡ったアフガニスタンでテロリスト集団「テン・リングス」によって拉致されてしまう。
彼らの本拠地でスタークが見たものは、裏ルートによって横流しされた自社製の兵器の数々だった。
テン・リングスは施設内で自分達のための最新ミサイルの製造を強要。
襲撃時に負った傷でミサイルの破片が心臓近くまで達していたスタークの胸には、破片が心臓に刺さらないための電磁石が取り付けられており半サイボーグ状態。
その装置をつけてくれたお目付け役の科学者、インセンとミサイル製造の傍ら脱出用の強化スーツ(アイアンマンのプロトタイプ)を秘密裏に製作。
なんとか脱出に成功するも、自分の作った兵器が自国の平和を脅かすために使われていたことにショックを受けたスタークは記者会見で軍需産業からの撤退を発表。
犯罪者と戦うためにアイアンマンスーツの開発を始めるも会社の古株役員がめっちゃイジワルしてくるしなんか技術盗んでるしマジどうしよう。

重要人物とキーワード

トニー・スターク【人物・主人公】
大企業の社長で大金持ちでプレイボーイ。皮肉屋で人を見下しがち。
一見すると結構なクソ野郎だけど真面目に世界平和を望んでいて兵器の開発はその1番の近道だと信じている。
天才発明家であり、アイアンマンのスーツを全て1人で設計。
幼少期に父親の愛が足りなかったり苦労も多く、実はメンタル弱め。
秘書のペッパーのことがちょっと好き。

ペッパー・ポッツ【人物・ヒロイン】
スタークの美人秘書。
社長業のサポートからスタークがワンナイトした女の服の洗濯まであらゆる身の回りの世話をやってくれている。
キレると手がつけられない系ヒロインで怒ると人の話を全然聞かない。
スタークのことがちょっと好き。

ジェームズ・ローディ・ローズ【人物】
空軍中佐でスタークの友達。
スタークインダストリーと軍隊のパイプ役で板挟みの苦労人。
めっちゃいいやつ。
次回作の「アイアンマン2」では俳優が変わってるけど気にしないで。

ハロルド・ハッピー・ホーガン【人物】
通称「ハッピー」。スタークの運転手兼ボディガードでもっと苦労人。
作品内の出番は数えるほどしか無いけど今後のMCU作品にめっちゃ出てくる人なので忘れないでおいて!
ちなみに演じているジョン・ファヴローはこの映画の監督です。

フィル・コールソン【人物】
戦略国土調停補強配備局(長い!)のエージェントで何度かアイアンマンになった後のスタークにコンタクトを取ってくる。
デコが広くて背が低い。
その目的はアベンジャーズへの勧誘だけどそれはまた別のお話。

アークリアクター【技術】
プラズマ技術を使った半永久機関でトニースタークの父親が発明。
コスパが悪いので研究が打ち切れれそうだったけど、アフガニスタンの拉致されてた施設でインセンの力を借りて小型化に成功。元々付けられてた電磁石と交換して動きやすくなった。
以降スタークの心臓のような感じになってアイアンマンスーツへのエネルギー供給もこれ。ビームも出せちゃう。

テン・リングス【組織】
スタークを拉致したテロリスト組織。
プロトタイプのアイアンマンに根絶やしにされかけたり、ただのテロ集団と思いきや後々の作品「アイアンマン3」や「シャン・チー/テン・リングスの伝説」にも登場。後者に至ってはサブタイトルにまでなっているので、かなり大きな組織の模様。とりあえず名前だけでも覚えておきましょう。

戦略国土調停補強配備局【組織】
後にS.H.I.E.L.Dと名前を変える国際平和維持組織。
人類に危険を及ぼす物質やスーパーパワーを持った人間の捜索、監視、研究をしている。
作品によってはヒーローを巻き込んで街ごと爆破するという結構エグい作戦を決行しようとしたり、なかなかにヤバイ奴らだけどどうやら一枚岩では無い模様。

覚えておくべき伏線

1作目なので覚えておかないとまずいような伏線は正直ありません。
トニースタークがどうやってアイアンマンとして戦う決意を持ったか。
彼の技術力と財力がどれほどすごいものなのかをわかっておくくらいでしょうか。
あとはテン・リングスという組織はかなり後になって名前がまた出てきますのでこちらも「そういう組織が世界の裏側にあるんだな」くらいに覚えておくと良いでしょう。

個人的おすすめポイント

ここでは伏線などの重要ポイントでは無いけど映画を見てて特に楽しかった場面を話すので正直飛ばしても良いです←
今作はアイアンマンの制作過程がすごく面白かった。
テロリスト集団のアジトで作った在り合わせのプロトタイプから始まり、アメリカ帰国後に自身のラボで試行錯誤をどんどん重ねていきます。
トニースタークは天才発明家ですが、その影には数え切れない失敗があることを描いているこのシーンは、トニースタークのただの天才ではない、自分の掲げた目的を何としても実現させるとんでもない努力家の一面を見ることができて、人格面には色々と問題がある彼に対して間違いなく親しみがわくことでしょう。
めちゃくちゃ敵を作る言動をしてるのに嫌いになれないんですよ、この男。

どこで配信されてる?

ではこのアイアンマンは現在どのサブスクリプションサービスで見ることができるかまとめてみました。

ディズニープラスでは未配信

マーベル作品が網羅できる神サブスク「ディズニープラス」ですが、シリーズ1作目のこの作品は残念ながら配信されていません。
入ったそばから出鼻をくじかれてしまいます…
理由はアイアンマンの1作目のみ権利がソニーピクチャーが所有しているため。スパイダーマンシリーズも同様です。

じゃあどこで見れるの?

現在は以下の動画配信サービスで全編視聴することが可能です。
この中だとネトフリがマーベル作品のオリジナルドラマシリーズを展開しているのでディズニープラスと一緒に入会するのはアリかも。

  • U-NEXT

  • hulu

  • netflix

  • FOD PREMIUM

まとめ

ということでシリーズ第1作目、アイアンマンの紹介でした。
長期シリーズに触れる時は最初の作品に触れたいものです。
トニースタークはこの作品以降もシリーズの最重要キャラクターとなっているので、そのオリジンは是非とも見ておくべきと言えるでしょう。
この作品が公開された当初はMCUがここまでの大型コンテンツになるなんて決まっていなかったのか、設定面で後の作品に大きな影響を与えるような要素は次のアイアンマン2から多く出てきます。
なので1は伏線を探したり難しいことは考えずに楽しんで見ることおすすめします。
映像も14年前とは思えないダイナミックさなので全く古さを感じません。
全ての始まりを是非その目で目撃してみてください。

関連作品リンク

作品順だと次:インクレディブル・ハルク
続編:アイアンマン2

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