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はじめて同性愛に気がつく映画。

こんにちは。ラビです。

『制服の処女』って映画を知っていますか?
1931年のドイツ映画。原作もある映画で、女性監督レオンティーネ・ザガン氏が全寮制の女子中学寮が舞台に描いた、同性愛映画。母としても教育者としても女生徒を見守る立場の女教師と、女生徒たちの恋心。
母に会えない生徒たちの楽しみは、先生が一人一人のおでこにしてくれる、おやすみのキス。
まっすぐと気持ちを投げてくる14歳と、揺れ動く先生の、恋心なのか母性的愛情なのかわからない気持ち、そして、時代と立場に抗えない大人としての決断。

はぁ、こんなことになるなら恋なんてしなければよかった!こ〜んなに辛い思いしてもまた誰かと繋がろうとするなんて、私たちアホなの?

この時代のドイツはナチズムが国民に浸透していて、統制がとても厳しい時代だったと聞きます。この時代に、女性監督が、これを撮ったのか!そして、上映されていたのか!(結末を変更させられ上映可能になったものの、これは国民をかき乱す!とすぐに上映中止。スタッフ共々国外逃亡ですって!)という、命のかかったこの作品に敬服。ちなみにこれ、カラーでリメイク作品も作られていますが、オリジナル版の白黒の話です。

カウは観たことあるかなぁ?
観たらどんな風に思うのかなぁ?

カウの同性への恋の始まりは小学校のときの先生だって言っていたけれど、かく言う私も、小学生のとき先生に恋してた!
小学校3年生のときの担任の先生。
若くて、おしゃれ(パタゴニアのフリースがよく似合っていた)で、顔(目がぱっちりで、釣り目)も、性格(サバサバ)も言うこと(やっちゃったことは仕方ないでしょう。先生が一緒に謝ってあげようか?等)も、すっごく好きで。

ある日ね、前髪がサラサラと落ちてきちゃって、ピンで上手に留められずにいたら、さっと手が伸びてきてヘアピン留めてくれて、私の心臓は飛び出そうになりました。顔真っ赤になってしまった。あ、私、赤面症なのです。絶対先生にバレていたと思う。

まぁその先生は男性にもオモテになって、1年後、熱烈な恋愛の末、結婚されました。その話、誰も何も言わなかったけど、小学生ながら???。きっと!!!!なのだ!という事情があるようでした。

というわけで。
私のかっこいい・なりたい女性像は、このとき恋した先生です。意識しすぎても気持ち悪いからふと思い出す程度の憧れがいいのでしょう。

ラビ

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