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<個展> 歩む

経済格差が大きく関わっているが、家族関係や経済状況により継続して学校教育を受けれない方がここメキシコには多々いる。それは、メキシコだけじゃなく日本でもいずれそうなるのかもしれない。

とあるフィエスタ(パーティー)で出会ったあるメキシコ人女性は、親の店の手伝いをしていた。手伝いと言っても誰も来やしない店で時間を潰し自分は何がしたいんだろうと自問自答を繰り返す日々。自分のやりたいことも出来ず家族の負担を担うことにより安定した生活を送っていた。

メキシコでの生まれた場所や家庭環境により生まれる前から自分の将来が決まってしまう傾向は非常に強く感じた。女性については特にそうである。

「靴」、「足」、「線路」を通じて表現してみた「一歩前へ出る」「規定のレールから外れる」という意味。生活環境や親からの教えから生じる「思い込み」「枠組み」から離れ、違った視点を持つつつさらに様々な方と出会い、共感しながら生きていけるという概念を彼女たちに与えたい。そして「自分の人生を自分で創り出す」面白さを理解し行動してもらえるようこの写真を観ながら後押しすることが出来れば幸いである。



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