佐野和美さんは帝京大学理工学部で科学コミュニケーションとリスクコミュニケーションについて研究されています。その佐野さんからみて、科学コミュニケーションとリスクコミュニケーションは似ているようで、異なる点が多いと指摘されます。新型コロナウイルスが蔓延する中で、科学コミュニケーターがリスクコミュニケーションに携わることが出てくるでしょう。その時どのような点に注意すれば良いのか、佐野和美さんにまとめていただきました。 はじめに新型コロナウイルスの感染が、世界中で広がっています。日
柴田さんは、経営工学系の大学で主に化学物質や環境問題に関するリスクマネジメントを教えてこられました。すでに、新型コロナウイルス感染は、新たな局面に入っています。この局面では、「できること」と「すべきこと」は分けて考える必要がある、という視点からコラムを書いていただきました。 なお、本稿の中では、「リスク」とは起きてほしくはないことが起きるかもしれないという想定のことで、それが現実のものとなると「クライシス」というと考えているとのことです。 「リスク」から「クライシス 」へさ