覚田真珠株式会社が、真珠養殖場跡地につくるスモールラグジュアリーな体験型ホテル「COVA KAKUDA」です。
かつてこの地で営まれていた里海の暮らしを通して、訪れる人、はたらく人、地元の人、関わってくださる人との「めぐり」を感じられる宿を目指しています。
真珠屋がはじめた村づくり
COVAは単なる宿泊施設を越え、失われつつある里海の暮らしをよみがえらせることにも力を注いでいます。
木を切り森を整え、薪をわり暖をとる。
畑を耕し、整った森から流れでる養分は海を潤す。
そこで育てた野菜やハチミツ、貝を食材にして集う人をもてなす。
それはまるで、村をつくるような大きな取り組みです。
そこには覚田社長が幼い頃にこの場所で感じた人とのつながりや、英虞湾で過ごした豊かな時間が原風景になっています。
森
70年以上手つかずだった森を再生させることから始まりました。
職人さんの手を借りながらじぶんたちでも木を切り、少しづつ森に光を入れていきました。
切り出した木は、ストーブやサウナの燃料になります。
薪を割る作業も、訪れる人がたのしめるアクティビティに変化しました。
伸び放題だった木は思いきって切ると、森に光が入り新しい芽が育ち始めました。COVAの森は今も育ち続けています。
また、里海の暮らしを考えるのに忘れてはならないのが農作業です。
そのための準備もすすめています。
いたるところで自然の営みを垣間みることができるCOVA、敷地内で蜂を育てています。
無事にCOVAで育った蜂からはハチミツが採れました。
料理に使うだけでなく、おみやげとしてお客さまにお渡しします。
海
英虞湾の大きな課題でもあるゴミ問題。
COVAでは大小さまざまな催しを行い、取り組みを続けています。
6月はじめの日曜日。
覚田社長と同じ生まれ年の真珠屋グループで、浜掃除の仕上げをしていました。
たくさんの方に参加をいただいた里海ツアーの成果も少しづつ出始めています。こちらはまたあらためてご報告します。(里海ツアーはこちら)
人
覚田社長の目指すCOVAを含む村づくり。
近くで支えているのが天羽支配人です。
森の再生からはじめて入り江を甦らせ、復活した海から真珠を採りたい。
伊勢志摩で真珠をつくりたい。
との社長の思いに、観光業としての立場からを賛同しました。
循環していることを実感できる宿泊施設になることがCOVAの意味であり、この地で覚田真珠が取り組む意義だと考えています。
最後に、他の宿泊施設ではあまりみられないであろう「海の守り人」がCOVA にはいます。
元々は自動車関係の仕事をしていましたが、釣り好きが高じて日本の海をまわるうちに志摩の海に出会い、強く惹かれ住人となりました。
岡部さんは、ただいま真珠養殖の修行中です。
遠くない将来、COVAの湾内で真珠を育てる様子をみられるかもしれません。
森、海、人に恵まれたCOVA。
いよいよお客さまをお迎えする準備が整いました。
COVAでは一緒に働いてくださる方を募集しています
採用について
https://kakudapearl.jp/recruit/#recruit_point
COVA未来の里海準備室
TEL:0596-28-0231(担当:本多)