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雑記

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2021年4月の記事一覧

今日の引用 2021.4.21. 知らなくもない町

"8月のある日。福井市にある妻の実家に帰省した。 一泊した翌日。家の用事がなんだかんだあるので、夜まで外でぶらぶらしてくれ、と妻に言われた。 福井には原稿を書く道具を持って来ていない。完全な自由時間。漫画の吹き出しのような形をした「時間」を手渡された気分。これで小遣いまで持たされたら、その場で溶けてしまったかもしれない。 まずはプールに向かった。" 書をステディー 町へレディゴー|安田謙一・辻井タカヒロ P94 著者は市民プールで2時間過ごし、その後てきとうなカフェでチキ

近くの店⑤ 京都府立図書館

長らくほったらかしにしていた近くの店シリーズ、第5弾は店ではなく図書館。図書館の近くに住むのが夢だったようなところある。 大阪にいた頃、一時期は浪速区の桜川という場所に住んでいた。そこから西区の大阪市立中央図書館へ、よく通っていた。めちゃくちゃ近いわけではないが、自転車に乗れば遠くもなかった。西区の図書館は広く、自習室や雑誌が充実しており重宝していた。 トロントで学校に通っていた日本人なら、図書館はめちゃくちゃ利用しただろう。自習テーブルや会議ブース、Wi-Fiはどこでも

今日の引用 2021.4.19. 熱中した経験

"電車の中でちょっとした事件があったのだ。いつものように古書目録を見ていたら、すでに「古書目録の楽しみ」のところで触れた本だが、雑誌「作品」などを出していた小野松二の『十年』が、千五百円、ひと桁ほど安いではないか。 「よっしゃ、携帯で注文しよう」と思いたかったのだけれど、残念ながら携帯は持っていない。私はこのとき非常に慌てて、取り乱してしまった。よっぽど近くの席の女子高生に借りようと思ったのだけれど、 「あの小野勇のお兄さんの本、ほら『辻馬車』っていう雑誌あったやろ、小出楢

2021年4月17日

初版本メルカリに本や漫画を出していると、よく「初版ですか?」という質問が来る。なぜ初版を欲しがるのだろう。初版であることに何か意味があるのだろうか?先日読んでいた『グレート・ギャツビーを追え』でも、希少価値のある本の定番は初版、署名(サイン)入りだった。著者のサインが書かれた本に価値があるのはなんとなくわかるけど、初版の価値って一体何なんだ。Quoraで質問しようと思ったら、既に回答があった。 活版印刷の時代は、初版が唯一本物の活版印刷物だったそうだ。印刷の状態が一番良く、

今もコロナを警戒し続けている話

コロナが日本でも流行し始めてから、1年以上が過ぎた。去年の今頃は、ちょうどマスクやトイレットペーパーが街から姿を消し、人の姿も消え去った頃だろうか。自粛警察と揶揄される人たちや、マスクをしていないことを罵る人々も出てきた。最近は街を歩いていても、マスクをしていない人を日常的に見かけるようになった。 いっときは勢いが収まって、また勢いを増し、そういうのが何度か繰り返した。外食はほとんどしなくなった。バーや、飲食店でも夜にお酒を飲むような店には1年以上行ってない気がする。ランチ

ミャンマーの話

最近評判の良かった記事を読んだ。東洋経済から。 ミャンマーの現状に対する日本政府の対応の遅れと、外国人技能実習の悪評についても触れている。うっすらとよく聞いてた内容を、まとまった形で把握できた。 ミャンマーという国は、旅行者にとって長年の間訪れるのが難しい国だった。それが2016年に54年ぶりに軍関係者以外の大統領が誕生し、民主化が進んだ。それ以降は徐々に、普通の観光旅行もできる国になっていった(それでも2018年までビザが必要だった)。 近年では東南アジアの中でも割と

見た目のいかつい人

見た目のいかつい人と接する機会があると、つい萎縮してしまう。そんな小動物のような心を持ち合わせている。肉食動物のようないかつい人の気配を感じると、足元がすくんで動けなくなる。例えば心霊YouTubeチャンネル「ゾゾゾ」の長尾くんは、ぱっと見いかつい。接する機会はないが、ゾゾゾをずっと見ていると、長尾くんは料理好きで心霊番組好きの、親しみやすい感じが伝わってくる。ゾゾゾの視聴を重ねるうちに、長尾くんのいかつい見た目の印象にとらわれなくなってくる。 右の落合さんはいかにも弱そう