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白玉おしるこ作った
おやつを手づくりすると、買いに行かなくてもいいのだ。という訳で、雪に閉ざされた我々夫婦は、おやつをせっせと手づくりして食べている。
今日は風邪ぶり返しで寝込んでいる夫の為に自分でおやつを作った。前に買っておいた白玉粉を取り出す。半分使われていた。夫が先日作ってくれたのだ。それを思い出しながらさらさらとからんからんと可愛らしい音を立てて白玉粉がボールに流れていく。
袋の裏の作り方を見ながらささっと準備をする。ちょっとでも栄養を取りたくて、お水ではなくて豆乳を入れて丸めた。こねてると段々とお餅っぽくなってくる。うまそうである。
そんなことをしてたら、熱にうなされて寝落ちしてしまっていたはずの夫が台所に来ていた。ほやんとしながら作ってるものを見て「かわいい」と言う。夫には私が小学生くらいの女の子に見えてるらしい。かわいいというのは、お腹空いて自分で作っててかわいいということなのだそうだ。ちょっとわけがわからんが夫は幸せそうである。
思い付きで、白ごまと黒ゴマを少しだけ混ぜてみた。それを見た夫が「おいしそう」とこぼす。やった。手際よく丸めて真ん中をつぶしたものをこさえると、沸騰した湯にぽとんぽとんと落としていった。
しばらくすると鍋のなかでふわふわと浮かんで踊りだす白玉たち。なんとなく見た目もふわっとしている。おいしそうである。
冷たい水をいれたボールにいれて置いたら、鍋をさっと洗う。こんどはあんこをおしるこにするのだ。
夫がこしあんがいいと言ったので、こしあんを買っておいてある。まだたくさんある。嬉しいな。こしあんを二人分出して、同量の水を入れて鍋で煮る。昔母が、おしるこを作るときよく少しだけ塩を入れていたのを思い出して、自分もなんとなく入れてみる。
ふつふつと煮立ってきたら、さっきの白玉を入れる。ほかほかあつあつで食べたいから。ちょっと温まったら、この家に置いてあったでかめの塗りのお椀にたっぷり二人分の白玉入りおしるこができた。
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お盆に乗せて持っていき、夫とほおばる。
美味しいなあ・・・。
ゴマのつぶつぶ感がちょっと新鮮だったけど、よく噛んで食べられてよかった。つぶつぶした触感ともちもちの白玉の触感がとてもいい。ゴマを噛むと香ばしい香りが広がって焼餅をおしるこにしたときの香ばしさとちょっと似てていいと思った。
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夫は嬉しそうにおいしいおいしいと食べていた。嬉しかった。
今度は栗とか、さつまいもとかも一緒に入れて食べてもいいなあなんて思いながら、今回のおしるこは幕を閉じる。
早く風邪がよくなりますように。