中2息子アメリカ帯同編 #6 渡米まで日本の学校とどう連携した? 〜在学中の学校との連携・書類依頼〜
ちょっと時間も遡り、在学中の日本の公立中学校とどのように渡米までの期間連携したか、そして必要な書類等は何なのか?を我が家のケースをご紹介します。
前回まではこちらもどうぞ。
息子の他己紹介
途中であれれ?と思われるかもしれないので、ちょっと息子の置かれている状況を紹介します。
(前提:2024年1時点)
・対象者:公立中学生 中2 男子(長男)
・転校経験:国内で小学生の時に数回あり。友達と離れる経験済
・性格:フレンドリー、友達多い八方美人タイプ。忘れ物多くて周りから総ツッコミ入るいじられキャラ。表に立つより舞台裏にいたいタイプ。
運動部に入っているものの運動音痴。だけど好きなものをしたい。
・成績:一応意識はするものの、何とかなるでしょな普通の(?)中学生。1年の時から塾通いで高校進学への基礎知識・基礎準備はあり。
長男をもっと知りたい方(?)はこちらもどうぞ。
帯同の可能性が出てきてから:親と担任の会話
我が家の場合、夫の海外赴任・家族帯同の可能性が出てきたのは「中1の終わり頃」。
その時点で「三者面談の終わりの方に少しだけお時間をいただいて、二者面談にしていただき「海外に転居する可能性」がある旨のみ伝えていました。
ただ、それだけ。周りには一切言っていません。
「もしかしたらの可能性レベルで時期も不明瞭です。ただ、それで友達や学校への心理的ストッパーが息子の中に芽生えるかもしれないので何かあればいつでも連絡ください」
とフォローするまででした😅
息子にも「先生に言ったよ」とも言っていませんし、実際に何か変わったわけではなく息子もうきゃうきゃと楽しそうに学校に行っていたのでこれは要らぬ転ばぬ先の杖でした。
帯同が決定してから:中2の夏
時期はビザ取得のスケジュール問題でふわふわしていたものの、渡米が決定してからは、息子の意思も再度確認し「三者面談の時に息子の前でも先生に正式にお話し」しました。
と、いうのも、中2の一学期の成績が振るわなかったんですね😇
※地域高の進学はほぼないと親子で判断し、春に塾を辞めていたせいもあります。その分貯めて別の分に回すからねと家族会議済み。
まぁ、そんな状態だったら厳しい指導は入ります。それも担任の先生も学年が上がり変わっているから引き継ぎされ切ってはいない。
そのため「日本の学校に進学せずに、海外の学校に転入する」というインプットをこの時点でしておかないと、かなり可哀想な形で息子が置かれて息子が板挟みになってしまう可能性がすごーく高くなりました🫠
そのため、担任の先生にはきちんと親として説明をする必要があったのです。
だからと言って「勉強できなくていいです」というわけではない!!
「日本語ではない環境の中でどれだけキャッチアップできるかはわからないので、今のうちに基礎はできる限りつけるようにしておきたいです。なので向き合う姿勢は変えないでください。でも、学校進学について触れて成績を伸ばす指導方法は彼にとって好ましくないので避けてください」
という趣旨のことをお伝えし、メンタルが今後ブレるかもしれないので今後頻繁に連絡させてください、という話も併せてこっそりしていました。
具体的な出国日が決まってから
ここからはもう嵐のような日々でした。
我が家の場合、上記の会話をしてから約2ヶ月後。
出国の2ヶ月前です。
先生への連携方法
先生には電話で「渡米することが決定しました」と電話で連絡しました。
「そうですか・・私たちの方でできるフォローもあれば言ってください!」という感じで非常に熱意の溢れる先生方で本当に気安く連絡ができて感謝でした。もうね、色々と忙しくなってきてちょっと優しくされると涙腺弱まります😭
「最近、(前にも増して)忘れ物が多かったり、遅刻しているのは多分情緒がちょっと不安定になっているんだと思うんです・・でもしちゃいけないことに変わりはないんですが」みたいな会話をして、
「確かにそうですね〜〜〜の授業の時に〜〜」という学校での様子も聞けたので家でもどう対処すればいいのかわかり、安心しました。
とは言っても、別に頻繁に電話していたわけでもなく、事務的な電話のついでにちょこっと話すだけ。ですが、できる限り直接先生と話をしてちょっとした話しができることは普段の様子を知ることができてよかったです。
事務的なこと: まずJOES!
日本の学校制度や、日本の学校での様子・成績(なんの学科が得意で何のフォローが必要か)を転入先の学校で知っておいてもらうことは非常に重要です。
転入先の学校の「必須書類」としてなくても、これは絶対にあったほうが親も子も安心して公式な文書として現地校に提出できるので用意しておいたほうがいいです。
これはもう、個人的には「海外子女教育振興財団(JOES/ジョーズ)」の書式以外考えられません!
会員登録をすると無料の書式をマイページよりダウンロードできるようになるのですが、抜け漏れなく日本・海外の先生をも考慮した仕様になっており日本語・英語が併記されておりみんなに優しい。
どのくらいかかる?学校生活報告書・成績証明書の発行
我が家の場合、家族分のビザも手元に来てからすぐに先生に依頼し、1ヶ月を目処に返却して欲しい旨を伝えました。
23区ではありませんが、都心まで電車で10分ほどでアクセスでき、海外から帰国する子も少なくないエリアなので「そんなにかからないかな?」と思っていたものの、結局ギリギリに返却がありました。
内容的にはチェック項目にチェック、点数をスコアで記載する程度ですが、
学校長サインなども必要なため、余裕を持ったスケジュールで依頼すると良さそうです。
これがあれば、
・この子はフレンドリーで友達作るの得意だけど、シャイなのね
・数学は得意だけど、体育はイマイチなのね
などがわかり(一例です)ますから、現地校の先生にも
「この子は多分仲良くなれるけど、断れないんです」
や、
「このシーンでフォローをお願いします」
など事前に伝えることができるので、親も子供もちょっと肩の荷がおります😌
さいごに: 思春期ボーイの渡航前準備
英会話せめてやって欲しいですけどね😇
せめて慣れてほしいけど、以前までドヤ顔でやっていた母親に対する英語の問いかけもなくなっていました。
「学校いつまで行く?」「学校でいつみんなに行っていいか先生とはなしした?」と聞いてもナイーブなお年頃。会話をしたがりません。。。
子供の立場としたら「自分で行くと言ったし、今もそれに変わりはないけどやっぱりやだな、引越し(それもアメリカ)だと話の中心になって気まずいしな」という気持ちなんだと思います。
と、いうことで。
我が家はもう付け焼き刃で英会話をリトライしても仕方がなし!
だったらストレスがなるべくするなくなるように日本の生活は過ごせるようにしてあげよう、と割り切りました。
「このお菓子調達金渡すから、好きなもん買ってこーい!」って感じです。
案外単純で、その結果少し話ができるようになりました(思春期だなー)
その裏で、大人の間(先生と親)で息子の意思を確認しつつ、最終登校日などは決定し電話でやりとりすることにしました。
「中学生なんだしさ」という気持ちもありますが、不安なものは不安。
もう小学生相手にしているという気持ちで割り切っています。
と、今回は息子編でした。
なんだかんだと親子似てるのかな?と思いますが、ついにあと渡米まで1ヶ月を切りました。
もう少し「準備してよかったこと」を今後記載できればと思います。
はー、物がなくなっていく鉄筋コンクリのマンションって声が反響してなんだか寂しいです😢
《中2息子アメリカ帯同編》
《渡米準備編》