渡米準備編 大使館ビザ面接当日!家族同時面接 我が家のケース
ついにやってきました。大使館ビザ面接当日の我が家の場合の出来事をできる限りご紹介します。
※記事は2024年8月時点の情報をもとに記載しています。
特段の用事がなければご縁のない「自国の中の他国」大使館。ビザ面接の当日の内容をご紹介します。
ファイナルイベント。ビザ大使館面接まで振り返り
ここまで色々とありました。
Lビザ取ろうと思ったら、そりゃもう進まなかったり。
申請したと思ったら、変更が必要となり思わぬシステム仕様に巻き込まれあたふたしたり。
そしてようやくやってきました!Lビザ本人+帯同家族のビザ面接。
さて面接当日だ!
1歳9ヶ月の娘、中学2年の息子、そして妻である私と申請者本人である4名。このチームが今日の主役です。
さて、みんな初めてビザ面接。
夫は「Lビザ申請中なのにESTAで出張しちゃった」時に空港で個別調査を受けており(英語)かなり慎重に。準備も念入りにしていました。
持ち物は、米国大使館のウェブサイトに指定されている通り、25cm x 25cmの小さなバックにまとめて収納。
待ち時間は1歳がイヤイヤすると思い、保育グッズとして赤ちゃんせんべい・絵本などをいくつか持っていきます。ウェブサイトによると平均必要時間は3時間です。小さい子が待てるのか?ギリギリです😇
我が家の場合、東京の大使館まではローカル線で一本。
朝の9:30予約のため、余裕を持って9:00前には到着するように設定していざ行かん。
大使館に荷物置き場はないと記載されています。あるのはベビーカー置き場のみ。「大きな荷物はきっとみんな駅のコインロッカーに預けるんだよ」と夫とざわざわと話しながら地下通路を抜け、地上へ。
ちょっとポツポツと雨が降る中、Google Mapと睨めっこしながら目的地に向かいます。
黒い制服の方々が立っている。うん?あれは日本の警察!!!
なかなか見ない数の方々がいらっしゃいます。外観の写真もNGです。
さて、到着。
一大イベントなので遅れないように少し早めにつきます。
まだ9時過ぎ。ダメもとで大使館受付のおじちゃまにお伺いします。
「9時半にビザ面接の予約なんですが、まだ早いですか?」
いいですよ!荷物チェックしてくださいね。
ちらほらと見ていると、結構外国籍の方が多くしれっと
「何時予約ですか?」>10:30です。
など時間関係なく通過している人がちらほら😇
1.荷物セキュリティチェック
まずは荷物のセキュリティチェックです。空港でやるアレです。
ポケットの中身を全て出して、電子機器(スマホ、PC、タブレットなど)はカゴに入れてセキュリティゲートを潜ります。
そもそもスマホは原則1台まで、スマートウォッチやPCなどは持ってきちゃダメよとなっています。
私はあえて着物で参戦。着物って金具付きの新伊達締めやクリップをお太鼓に使いますよね。
それって空港のゲートでも引っかかるのかな?と気になりあえてあえていつもの装備で行ってみました。が、大丈夫でした。よかったー!
2.受付前確認へ
セキュリティゲートを潜ると、大使館面接の本館?へ外を伝って向かいます。セキュリティチェックの前に傘置き場に傘を置いてきており、若干の雨に濡れますので書類はクリアファイルなどに入れるといいです。
ここでベビーカーの方は置いて、抱っこ紐の方はそのまま建物の前の受付前確認へ。
いかにもバイリンガルでテキパキしていそうなお姉様がテキパキと対応してくださります。
「この書類はこの順番で入れて、ご家族全員の顔写真ページを開いて、重ねてから挟んでくださいね!本日の申し込みの控えはこの裏に。その他の補足書類は間に挟んでください」と。
さて、ここからがビザ面接本番です。
3.受付
パスポートセンターより二回り小さな建物の中にさまざまな国の方がひしめいています。意外と日本人より英語圏の方や中国圏の方が多くてびっくりしました。
受付では、先ほどの受付前確認のお姉さんの通りに用意した書類一式を提出。そこそも並びます。どの列もそこそこ並んでいます。確かに3時間かかりそう。。私たちの前後には、サラリーマンらしき日本人の方から多国籍なカジュアルな方々まで多数。
そして荷物、普通にバックパック持っている人もいるやん!なので何が本当なのか???ですが、これは言われた通りに決まりは守っておけばいいでしょう、と思いつつ観察しています。
夫は慎重に用意していたので、婚姻の証明も英文の証明書の他、ウェディングフォトやバーズデーフォトなどいくつか持参。
これらは今回の場合「不要な書類」として返され、必要な書類のみを持って次のステップへ。
4.大人は指紋採取
13歳と1歳は免除され、大人2名は指紋を採取します。
人差し指から小指までグイーと右左押し付けて、親指は同時にぐいっと。
結構強い力でやるように指示されます。
受付の方はおそらくバイリンガルっぽかったです。日本語ももちろんOK。
みなさん結構カジュアルなお洋服だったので日本の役所とは違うなーと思いながら完了。この空間に100名はいたでしょうが、もちろん着物は私だけ。
ここで1歳娘、室内で自由になれずにイヤイヤモードが発動されます。大人が指紋採取中の中、制服で正装していた息子があやしてくれていますが、受付のお姉さんがうむむ?というキリッとした目で見てきます。
「〇〇番号の前まで行って」と言われるがまま次のステップに進みます。
5.面接?受付?!
窓口に行くと、その上に「面接 - interview」って書いてある。
え?面接って個別に部屋で行うんじゃないの?せめてブースで分けられていて根掘り葉掘り聞かれたりするんだよね?そのための面接受付かな?と思っていたんですが、あっけなく終了。空港の時の方が長く、重かったらしいです。
私たち家族は「あっちの椅子で待っててって。」と夫を伝いに言われイヤイヤしている娘を抱っこして移動。壁際の椅子に座りつつ、それぞれの列を眺めます。長いな、って。
去り際に夫が何やら英語でいくつかの定型的な質問をされているのが聞こえますが、ガヤガヤしている中で映画館のチケット購入ブースのようなアクリル板を挟んでの会話となるため、何度か聞き返さないと聞こえない騒音感😇
そんなこんなの中、夫が5分程度でやってきます。
「Congrats👍」だって。え?これで終了?!
フレキシブルな対応
このプロセスに至るまで、本来であれば長ーい列が必要だったのですが、
「泣いているこども」は時に天使であり、害獣の如く皆をイラつかせもします。
「どんなケースでもそう」とは言えませんが、我が家の場合1歳のイヤイヤで場の空気が悪くなるよりはイレギュラーケースとして扱おう、と列をスキップし特急レーンに乗せてくださいました。結果、1時間もしないうちに完了。まさかこんなことになるとは。
私を含む家族は英語どころか一言も喋る必要がありませんでした🫠
館内にあったもの
今後変更になることもあるでしょうが、飲み物を購入できる自販機・証明書の写真機などはありました。
例外的にご家族と思われる方が列から外れてベンチに座っていたりしますが、基本みんなで並びます。番号札を引いて椅子にかけて待つ・・ではないので、あまりゆっくりと待機できません。本を読むなどの余裕はなさそうです。
帰りの手順
さて、あっけなくビザ面接が終わりました。
フレキシブルな対応をしてくださった担当の方は感謝です。正直あの場で3時間を待っているとなると、かなり1歳の気が触れた泣き声にみんな疲弊してしまっていたと思います。。でも全員行かなければいけないので、すごく助かる対応でした。(並んでいた他の皆様、ごめんなさい)
そして、受付〜面接まで同じ棟(というか部屋の規模)で行われてた場所から出て、帰ります。行きと同じ道を戻ります。
出口を出て、傘をピックアップして、終了。
終わり・・・?終わり!!!
今まで面接に至るまでも、予約後もトラブルがあった我が家。
あっけなくシンプルに終了したことに安堵と不安の気持ちが蘇ります。
「え?本当に?これで大丈夫なの?」
その分、書類審査や事前の準備でしっかり審査されるプロセスなんだろうねぇ、と夫と話しながら外に出ます。
ビザ発給までの期間とメール本文
事前にビザの発送用の費用(レターパックプラス)を支払っているので当日費用がかかることも、何か手続きが必要なこともありません。
ビザは3営業日以内に発給、1週間以内には届くとのこと。
追跡番号をお知らせしてくれるメールが申請時に入力したメールアドレス宛に届きます。私たちの場合、2営業日くらい後です。
ここまでくれば大丈夫でしょ!
さいごに
思ったら長い道のりでした。
申請者本人である夫が一番することが多かったので本当に夫には感謝です。
「日本国内にあるのに、日本ではない場所」大使館での出来事はそれなりに息子や娘の心にも残ったようです。
ビザが添付されたパスポートを手にするまで安心できませんが、一旦のやり切った感。
いろんなケースに柔軟に対応しながら、ケースバイケースで進めていく大使館に来るまでには家族の協力も必要でした。
さて、ビザが発給されたとしたら引越し・国内の持ち家どうする?問題など具体的に進みます。
忙しくなりそう・・すでに忙しいんだけど、、、
《夫のあたふた記録》
《中2息子編》
《帯同妻の葛藤編》