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渡米準備編 DS-160申請後の留意点 予約完了後の内容変更に潜む罠

今回はビザ取得で大イベントといっても過言ではない「大使館面接」に向けた「DS-160(Online Nonimmigrant Visa Application)」に関するお話です。

Lビザ申請から書類審査通過までの経緯はこちらをどうぞ。

これは。。ツボる、いや。ボツる箇所満載で正解が親切丁寧に書いてもいないのでハマった瞬間、我が家には戦慄が走りました。。

※2024年8月時点の経験談をもとに記載しています。今後変更となる可能性がありますので、その旨ご理解の上楽しくご覧ください。


ちょっとした経緯

少しおさらいと背景を記載します。
すでにフォローしてくださっている方はご存知の通り、我が家の渡米へのタイムラインは以下の通りに進んでいました。

1月:夫の海外出張のペースが増える(ホテル滞在から会社借家に変更)
2月:ビザ取得の話がちらほら出てくる
3月:会社主導のもと、Lビザ申請準備開始 w/米国 弁護士
4月:必要情報の提供 夫 to 米国 本社 担当者&弁護士
5月:L-1B申請 却下! → 再申請
 - 並行して、Eビザ + L-1A エントリー
6月末:L-1B 書類審査 通過 🎉
7月:DS-160 申請書類 作成→弁護士レビュー →大使館面接予約
8月中〜下旬:大使館面接予定
→ 面接後、ビザ発給

https://note.com/courages/n/na7cfb8b3ebe4  過去ブログより

まぁ、一筋縄では行かず。L-1Bビザは一度弾かれたもののなんとか書類審査は通った!わけです。

そして 7月に夫は仕事の都合(兼、中学息子の学区探しと私・1歳娘のベストな環境を探しに)ESTAで渡航しました。そこでの悲劇はこちらの記事もどうぞ。

その後、夫は日本での米国大使館での面接のために、面接日の1週間ほど前に帰国しました。

そうです。
「渡航記録が増えた」んですよね。
毎回帰国日はプロジェクトや家庭状況を鑑みてフレキシブルに変更するので、それを見込んで大使館面接予約の情報を入力していなかったわけです。
そのため、申請情報の更新が必要なんですが、夫は「日時の枠は押さえたまま更新ができる」とどこかの記事で読んだものを鵜呑みにしておりそれを信じたまま面接予約の3営業日前に更新を行いました。

そこで悲劇が起きました。

DS-160申請フォーム https://ceac.state.gov/genniv/

面接予約日はどのくらいのリードタイム?

米国大使館は東京・赤坂に。領事館は日本の主要都市にいくつかありますが、一番人気はやっぱり東京。なんだかんだ会社も多いし在日米国人も多いエリア。

[公式HP] 米国大使館と領事館:https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/

たまたまキャンセルが出たりすれば別ですが、2024年の時点で「約1ヶ月後に予約が取れる」ことが前提です。長い・・・。

DS-160フォームからビザ取得本人(夫)、家族情報(妻、子供2名)を入力してから空いている日程が出てきます。その中からポチッと選択。
ちなみに「日本と米国の営業日」のみなので土日祝日は選択できません。

3営業日前に起きた悲劇・内容変更しちゃおう

話が戻りますが、DS-160の申請フォームには「過去5回の渡航履歴」を入力する必要があります。
そこでESTAで増えた夫の渡航記録を追加しようと思ってDS-160のマイページを開くと。。

「キャンセルして、入力し直してください」(日本語に超訳)

と出たわけです。。わーお。
え?また1ヶ月後とかに予約になるの?!とその時点で呆然。

すでに「キャンセルボタン押しちゃった」夫。
その後、再入力を試みるも過去の情報が消去されておらず、申請内容の修正もできない。
あ!でも「本来の予定日の2日後が空いてる!!」と思いながらも「でも情報更新されていないしな」と躊躇していると埋まった。今月空きなし。
次に空いているのは翌月中旬の面接枠です。

詰んだ😇

ちなみに夫、今回のESTA渡航での海外赴任期間中に現地のnewマネージャーポジションに任命されてすでにkick off済み。仕事の都合を考えても、今更1ヶ月以上プロジェクトの進行を遅らせることができない状況。

私たち家族も、結局ビザ発給が確定しなければ、学校や家・引越しの渡航準備が進まずに先行きがわからず動きようがない。

とりあえず、大使館に電話します。
「そうなんですねー。午後5時以降にアクセスしてくれれば大丈夫なようにしておきますよー」(略)

とカジュアルな返答。というか、先に大使館に電話してからにしておけばよかったね・・と後の祭り状態。この時点で心理的疲弊感半端なし。

一応「ビジネス上やむを得ない事情」など、特別な事情があれば考慮しますよ〜的な一文もあったようですが、ここでいう「ビジネス上やむを得ない」は 、やんごとなき世界のお話。
「この期間に渡米できなかったことにより、〇〇千万の損失が見込まれる」などそのレベル。
特にL1ビザは会社がスポンサー。なので会社としてのオフィシャルレターが必要です。

詰んだ🙃🙃🙃

もう、時が経つのを待つしかない状態。
在宅ワーク中の夫。前日発熱で保育園を休んだ1歳9ヶ月がわちゃわちゃ。
その横で私も時折オンライン会議に入りつつ、会話。色々とカオス。

夫:
「東京は一番人気だから、大阪まで家族で行っちゃう?その方が面接日近いかもしれないし」
「もうとりあえず、社長と総務担当の人には最悪を考えて一報入れておいた…」
「帰りの便が決まった時点でなんで変更しておかなかったんだろ、、ばかだな俺…」状態

私:
「息子の学校・娘の保育園の休み連絡済みなんだけど変更した方が良さそうだね。でもまだチャンスないわけでもないしね」
「引越し業者等々に〇〇日後に連絡するって言ってたんだけど、うーん、予定狂うねぇ」

カオス。カオスでした。超絶カオス。
精神的に良くない状況。よくなさすぎる🫠🫠🫠
夫、気づいたら缶チューハイ飲んでました。うん、そうなるわな。

さて、再入力できるようになりましたよ!

お待ちかね、夕方5時を迎えました。
発熱後、元気にキャッキャしている1歳を在宅看護している傍ら「5時になったよ」と夫に伝えに行こうとするとすでにPC前にスタンバイ。

これはもうWarです。戦争だ。

DS-160の入力は最初に「面接希望拠点」を指定します。
その後、ある程度申請者の情報を入力してから、面接日時の候補日が出てくるシステム仕様。

夫:
「どうしよう。。大阪にする?でも1歳連れて新幹線ハードだしな」
「とりあえず、東京でトライしてみる!」

東京ならローカル線で一本で行けます。いけ、頑張れ夫。

朝の情報のままだと「次の日程は翌月中旬」
万が一、キャンセルが出ていれば日程は早められる。
神のみぞ知る状態で黙々と作業。

さて、結果は?

自分がキャンセルした日時がそのまま空いていました(泣)
歓喜の舞が大人たちの間で繰り広げられ、
子供達キョトン状態。(そりゃそうだ。詳しいことは伝えてない)

これは本当に肝を冷やしました・・
もう1ヶ月後にリスケされて、後ろ後ろに様々なイベントが落ちるなんて本当に辛い、、

皆様へお伝えしたいこと

「イレギュラーが発生する”前に”、米国大使館に電話しましょう

これにつきます🫠

今回、夫は「日時の枠はそのままで内容変更できる」というウェブ記事を見たから大丈夫だった、とそれを疑わずに作業を進めていました。

でも2024年初旬に仕様変更あり。
キャンセルが必要となっていました。そしてそれは大使館のQ&Aなどに説明書や注意点として記載されていません😇

たびたび仕様が変わるけど、親切丁寧に教えてはくれないのです。
ですから「イレギュラーが発生しそうなら絶対に”事前に”電話」して直接聞きましょう、絶対に。大丈夫、電話は日本語対応です。

さいごに:一大イベントが待っている!

さて、ここまでくると一大イベントの大使館面接しかありません!
それが終わって、問題なければビザが発給されます。

諸説ありますが、基本「申請者全員、たとえ赤ちゃんでも」いくのが前提。

娘は保育園に通う1歳9ヶ月。
息子は中学校に通う中二。

手足口病も流行っていれば、例の新型肺炎も巷では流行っている。
夏風邪もガシガシもらって、家庭内感染の可能性を常に孕んでいる我が家。

次に残されるのは「家族の体調管理」と「持参書類に不備はないか」です。

最後まで気が抜けません。
次回はおそらく、面接時のリアルをお届けできるかと思います!

はぁ〜、この日はお酒が沁みたー!!


《夫のあたふた記録》

《中2息子編》

《帯同妻の葛藤編》


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