【音楽×珈琲 鑑賞録】12月29日~ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
音楽観を鍛える鑑賞録。
エンディングまであと【3日】
12月29日のテーマは、【謎】
とりあげる作品は、
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト /
アイネ・クライネ・ナハトムジーク
です。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Wolfgang Amadeus Mozart
1756年1月27日 - 1791年12月5日
オーストリアの音楽家
『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』(Eine kleine Nachtmusik)K. 525は、
モーツァルトの中でも屈指の有名曲ですが、多くの謎に包まれた作品でもあります。
この作品について、モーツァルト自作の目録には1787年8月10日にウィーンで作曲が完了したという記載があり、これはオペラ・ブッファ『ドン・ジョヴァンニ』の作曲中の時期です。
父レオポルト・モーツァルトが亡くなって(1787年5月28日死去)2ヶ月あまり、『音楽の冗談』も作品目録では1787年6月14日とあり、こんな短期間でいくつも大作を作るかね?と日付を疑問視されているものの、モーツァルトの圧倒的感性の発露が現れた時期であることは確かです。
目録には第2楽章のメヌエットとトリオを含む5楽章として記載されていますが、現時点で第2楽章は存在しておらず、在るのか無いのかも定かではありません。
テキトーこいてたとするのは簡単ですが、少なくともモーツァルトが音楽史に永遠に刻まれる作品を手がけたということは聴けばわかります。
人生で1曲だけでも人々の記憶に残る音楽が手掛けられるだけでも奇跡なのに、この天才は容易いというように次から次へと名曲を残しているのだから恐ろしい存在です。
モーツァルトの名曲を聴きながら、人となりを知れば知るほど自分はなんて小ざかしいのだと痛感してしまいますが、それを踏まえたうえで、それでもやりたいことが浮上してくるものは自分にとっての尊い創作物なのだと思います。
雲上人は参考にしつつ、今在る自分ができることを大切にしていきたいですね。