「第63回 北上・みちのく芸能まつり」(その3) |2024.08.04 諏訪神社公演
8月4日 諏訪神社公演
8月4日、午前中は諏訪神社公演を観に行こうと動くも忘れ物をしたりバタバタしているうちに最初の団体の「台笠」の開始に遅れてしまう。。
そして、めちゃくちゃ暑い!
歩いて諏訪神社まで行くのになかなかの発汗量と日焼け。飲み物持ってこなかったのを後悔しつつも神社の近くへ来ると笛と太鼓と三味線の音が聞こえてくる。
台笠(北上市)
動画リンク:https://youtu.be/4CZPi3tx7B0?t=0&si=fCAuz6Z9NWqAJmc6
始まりに間に合わずも、息を整えてしっかりと鑑賞。
三味線が入る芸能は前日のおまつり広場で見た新平そそりさんさくらいで、実はこれまであまり馴染みがありませんでした。おまつり広場みたいに他の団体も近くで演舞して賑やかな場所ではなく、しっかりと見れる環境だとお囃子や唄にもよく集中できるのでとても良い。大名行列の踊りもまだまだ馴染みが薄いので面白いです。
伊勢流門屋太神楽(北上市)
動画リンク:https://youtu.be/4CZPi3tx7B0?t=235&si=8pwxO641CVmB1G9L
伊勢流門屋太神楽による太神楽と、大黒舞の披露。
ネットで由来など調べられなかったので、公演前の司会者の紹介文を文字起こし。
どうやら、幕末に花巻のナカムラユウスケさんという方から和賀に伝わり門屋集落で伝承された太神楽ということが分かりました。一度明治終わりに中断したけれど、昭和24年に復活を遂げているんですね。それからずっと、70年以上続いているのは本当に素晴らしいですね。
お囃子は二台の締太鼓と手平鉦、笛の編成。太神楽なので、獅子頭は被って演舞するタイプ。御幣束と巫女鈴を持って囃子に合わせてシャンシャン。その後に二人獅子になって舞う。
太神楽が終わると次は大黒舞。
獅子の舞手だった方が笛に混ざり、もう一人は口上での囃し手。
行山流口内鹿踊(北上市)
動画リンク:https://youtu.be/4CZPi3tx7B0?t=1245&si=fsTyPHff4z46V1Jx
前日のさくらホールでも見た口内鹿踊。(紹介文はそのレポートにて)
司会者の紹介では流派が入り乱れて伝わっているとのことで、さらなる研究が必要ということや、仙台藩の厳しい芸能政策についても少し触れられていました。
始めは本殿へ向かって口上と太鼓を鳴らしてから、会場まで太鼓を鳴らしての移動。ステージで観るよりも外で観る鹿踊がやはりしっくりくる感じありました。
成田神楽(北上市)
何年か前に岩手花巻市の大迫町(ワインと神楽の里!)で見た大償神楽。そして岳神楽、八木巻神楽の3団体のことを総じて早池峰神楽。またそこから派生して北上市にも早池峰系統の神楽が伝承されているみたいですね。なるほど!
舞初をしてから今年は200周年になる成田神楽。諏訪神社では権現舞の披露でした。司会者によると幕が無かった為に権現舞だったとのこと(?)でしたが、囃子の太鼓に合わせて獅子頭の口を鳴らす仕草などとても可愛いくて良かったです。
前日のさくらホールの小ホールでの神楽公演では八幡舞という演目を披露させていたようでした。
ここで、撮影していたiPhoneが熱ですっかりやられてしまって電源が入らなくなってしまいました・・・
かつ私も水分を摂らなかったのが運の尽きで少し熱中症気味にもなってしまい、続く函館鬼剣舞の公演は泣く泣く見られませんでした。(汗)
少し休憩と取りつつ、カーエアコンでiPhoneを冷やし続けたら無事に電源も入るようにもなり一命を取り留めました。本当、熱すぎました。。。
そして午後は再びさくらホール、鬼剣舞全演目公演へ
(つづく)
第63回 北上・みちのく芸能まつりレポートシリーズ
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